>>359【続き】
村上が演じるのは、帝都大学医学部の新入生・古芝伸吾(こしば・しんご)。今作は、伸吾が帝都大学の准教授・湯川学のもとを、訪ねてくるところから始まる。湯川と伸吾は同じ高校の物理研究会の先輩・後輩という関係で、湯川は物理研究会のOBとして、高校生の伸吾に実験の指導もしていた。湯川はそんな伸吾が医学部に入学したことが意外だと話し、「君ほど優秀な人間なら、医療の分野でも人の役に立つ仕事ができるだろう」と伸吾の将来に期待を膨らませる。しかしその後、伸吾は帝都大学を入学直後に退学し、行方が分からない状態に。一体、伸吾に何があったのか。
森が演じるのは、「クラサカ工機」という町工場の娘で高校生の倉坂由里奈(くらさか・ゆりな)。ある日突然、「クラサカ工機」に訪れる湯川。それは、伸吾が帝都大学を入学直後に退学し、「クラサカ工機」に就職したという情報をつかんだからだった。工場内を見渡している湯川に、制服姿の由里奈が声をかける。湯川に伸吾のことについて聞かれる由里奈だが、「私はそんなに親しくなかったので…」と返す由里奈。そんな由里奈に湯川は「警察が来ても僕のことは言わないでほしい」と意味深な発言をする。