>>529【続き】
主題歌に決定した「想望」は、福山が本編を観て、登場人物たちに思いを馳せて書き上げた壮大なバラード曲。「想望」とは、「慕い仰ぐこと。心に思い描いて待つこと。」という意味をもつ。
福山は「二十代の俳優をはじめとする出演者全員が表現する1945年の夏。あの日々に想いを馳せた誠実なお芝居に胸を打たれました」と語り、「『いま、日々を生きていることの幸せ』を歌で描きたいと思いました。毎日帰るべき場所へ帰れることの幸せを。世代や時代を超えて、この映画が多くの人に触れてもらえることを願います」とメッセージを寄せた。
楽曲を聞いた福原は、「百合や彰、特攻隊の皆の気持ちが繊細に描かれていて、この作品を通して伝えたいことが全て詰まっているような気がします。この曲を聞きながら撮影をしたかった」とコメント。水上も「初めて聞かせていただいた時、撮影当時のことを一気に思い出しました」と話し、「百合と出会い、惹かれ、少しずつ気持ちが変わっていく彰の心情……その全てがこの曲に描かれているような気がしました」と感想を語った。