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福山監督は「自分で言うのも何ですが、自分でも何度も見たい作品になりました」と納得の表情を浮かべた。コロナ禍で制限されていた声出し解禁後、初ライブとなった8月の日本武道館公演3DAYSの映像作品化。ライブDVDとは全くの別物だ。
初監督作、ライブフィルムとしてのこだわりについて「ライブ本番を本番のままブラッシュアップするのではなく、3日分の本番を『素材』として、全く違う映画用のライブを作っていった感覚です。カットも使えるものは全部使ったし、曲順も変えています」と説明。ライブ会場にいるかのような擬似体験ではなく、究極の“ライブを超えたライブ”体験を目指した。
武道館史上初めて観客を入れた状態でドローン撮影が実施され、40台以上のカメラで360度全方位から撮影。「届けたかったのは僕の脳内にある『理想のライブの音』『理想のライブ演出、映像世界』を追求し、最新のテクノロジーによって体験していただくこと」。最高峰の立体音響技術を駆使し、細部にまでこだわって理想の表現を追い求めた。