701話 愛と情熱とオモチャの国の冒険
カリブー興味津々何だこの島、武器工場

-ドレスローザ海岸-
ルフィ「着いたァ〜!!!」

ウソップ「声がでけェっつってんだろルフィ!!ここはもう敵地だぞ!!」

フランキー「アーウ!!!今週のおれはスーパーだぜ!!工場の一つや二つ!!さっさと見つけてドカンだ!!」

ルフィ「いい事思いついたぞっ!!飛べ!!モモ!!」

モモの助「重いっ!!のけい!!せっしゃとべぬし!!島へは入らぬ!!父上の申しつけゆえ!!」

ルフィ「何言ってんだよ〜!!お前飛んだじゃねェか コイツ飛んだんだよ!」

ロビン「翼もないのに?」

モモの助「だから言うておろうせっしゃその事は覚えておらぬ!!……ま…万が一とべたとしても…!!」

?「名は?」

モモの助「そ…そんなおそろしいこと…!!せっしゃ二度とせぬ…!!空などとんでたまるかァ!!!」

ルフィ「?何だァ高い所コエーのか!」

モモの助「きさま無礼でござるぞ!!武士にコワイものなどない!!!」

ルフィ「痛だだだだだ!!やめろコンニャロー!!!」

モモの助「ぶへ!!!」

ルフィ「何がブシだ!!おれはいつか海賊王になる男だばーか!!」

モモの助「ふんっ!!ではせっしゃはいつかワノ国の将軍になる男でござる!!あほーう!!」

ルフィ「何を!?うなぎィ!!」

モモの助「ズが高いぞさるっ!!!」

ブルック「ルフィさん相手8歳ですよ」

錦えもん「やめいモモの助!!!……恩人であるぞ!!すまん!!ルフィ殿大目にみてくれ」
「童なれどワノ国の武士 気位が高い…!!しかしわずか8歳相手にムキになるおぬしもどうだ」

ルフィ「おれは意気地なしキライなんだ!」

モモの助「……!!!ちくしょうおナミ!!サルのやつが」

ナミ「よしよし」

サンジブルック錦えもん「キサマ離れろォ!!!」

ナミ「何なのよ」

サンジ「親が親なら子も子だ!!武士ってのは下心丸出しだな!!」

錦えもん「心外にござる!!!」

フランキー「錦えもんさっさと町へ行こう 変装服はどうなった?」

錦えもん「そうでござったドレスローザはみなこの様な衣装にござるゆえ町に溶け込める様おぬしら変身させてしんぜる!!」
-男はえりしゃつ 女はまるだし-

サンジ「最高じゃねェかドレスローザ!!」

ナミ「ウソをつけ!!!」

ロー「おい お前にこいつを渡しとく」

ナミ「ビブルカード……?」

ロー「さっき話したゾウという島を指す おれ達に何かあったらここへ行け」

ウソップ「おい!!何もねェよなァ!!」

ロー「さァな これは仲間の描いた地図だ」

ナミ「わっ下手!」

ロー「今…この辺りだ…!!シーザーを引き渡すチームはドレスローザを通って北へのびる長い長い橋を渡りグリーンビットへ進む」

-シーザー引き渡しチーム-
ウソップ「船で行きゃいいだろ全員で!!」

ロー「船じゃ不可能らしい」

ロビン「……あらそれは楽しみ」

シーザー「あ…安全に頼むぞオイ!!」

-サニー号安全確保チーム-
モモの助「カン十郎……!!無事だとよいが…」

ナミ「ねェ!!敵が来るってどういう事!?」

ブルック「えーっ!?船番安全じゃないんですか!?」

チョッパー「そりゃここは敵の本拠地だぞ?でも船番はサンジも一緒だから…あれ!!?サンジ!!?おい!!おれ達は誰が守ってくれるんだ!?」

ロー「麦わら屋達はどうした!!?あいつら作戦のメインだぞ!!」

この国を訪れた者達はいくつかの事に心を奪われるだろう
一つはかぐわしき花々とこの国自慢の料理の香り

ルフィ「いい匂い〜っ!!」

また一つは…疲れを知らぬ女たちの情熱的な踊り

サンジ「いい匂い〜」

そしてもう一つは…

ぬいぐるみ「コラーまて!!返せー!!待ちなさい!!マリオ返しなさーい!!」
「私の腕をーっ!!返しなさーい!!まったくもー困ったコだ綿がとび出ちまううよー!!」
ぬいぐるみが腕をくわえた犬を追いかけている

人形「いやーん」

ぬいぐるみ「まてー!!ハァ…ハァ…横腹痛い…綿だけど」

ルフィ「ぬ……ぬいぐるみ…?」

兵隊「こんにちは兵隊です!!あれあれ?キミ達どこかで〜…お会いしましたかねー?んー見た顔だ…あ!そういえば今朝の新聞に……いて!!しまった糸がからまった!!助けてー!!ちょっとちょっと助けてよキミー!!」

ルフィ「こいつらオモチャ…??」

もう一つ…旅人を驚かせるものは…町に溶け込みごく自然に人間と共存する命を持ったオモチャ達の姿である

ルフィ「…………」

工場破壊&侍救出チーム
ルフィ、ゾロ、サンジ、フランキー、錦えもん

「わァー男が刺されたぞー!!」

ゾロ「!!?」

兵隊「ああ…またか」

ゾロ「……またって何だ?連続通り魔でもいんのか?」

兵隊「いえこの国の女性達は恋に情熱的で嫉妬深く男の裏切りにあったりするとよく人を刺します 美しい人程まー刺しますよホント!」

「コエェな!!!」

ここは愛と情熱とオモチャの国 その港町アカシア

ルフィ「う〜ん!!オモチャ動いてっけどまあいいか!!とにかくメシだ!!!」

店内で変装して料理を待つ一味達
錦えもん「拙者この様な場所で油を売ってる場合ではない!!」

フランキー「まァまァ落ちつけ確かに時間はねェが…闇雲に走るよりは情報を掴むべきだ」

サンジ「しかし妙だと思わねェか 仮にもこの国の王が今朝王位を放棄したばっかだぞ?おれァてっきりパニックにでもなってるかと」

ゾロ「知らねェんじゃねェか?」

フランキー「んなバカな!!」

ルフィ「聞いてみよう おいおっさ…」

サンジ「やめろ!!今朝の一面だぞてめェの顔が載ったの」

オモチャの店員「お料理……お待たせしたとかしないとか!!」

ルフィ「わー待ってたぞー!!」

オモチャの店員「ドレスエビのパエリア!!ローズイカのイカスミパスタ!!妖精のパンプキン入りガスパチョ〜!!」

ルフィ「どれもんまほ〜!!」

サンジ「ん?妖精のパンプキンって何だ?」

オモチャの店員「え〜っこの国では〜妖精の伝説が今でも…信じられているとかいないとか つまり妖精が出るとか出ないとか!!」

サンジ「妖精が出る?」

オモチャの店員「え〜…不思議でしょ何百年も前からですどうぞ旅の人!!お気をつけになるとかならないとか……」

サンジ「不思議なのはお前らだろ」

フランキー「騒がしいのはルーレットか」

ゾロ「チンピラ共が盲目のおっさんから金をむしり取ってる」

「ハズレた!!」

ルフィ「?」

盲目おっさん「いけっ今度こそ白だ!!」

チンピラ「どうかなァ〜!!」

盲目おっさん「な…何が出ました?見て下さい」

チンピラ「残念!!黒の29だよ!!」

盲目おっさん「今度こそ白」

チンピラ「黒の15!!」

どちらも白で当たっているが嘘の色と番号を教えている

盲目おっさん「じゃあ次は黒!!」

チンピラ「ハズレだ白〜!!」

客「ひでェなあいつらドンキホーテの顔よごしだ」

盲目おっさん「こらあついてねェやどうも」

チンピラ「ホイ賭け金回収〜どうするもうやめとくか?」
「バッファローさんがいねェと儲かるぜ…」

盲目おっさん「…いや最後にもう一番!!あり金全部だ!!」

チンピラ「よく言った!!気に入ったぞおっさん!!じゃあおれ達はお前の逆に全額つっ込んでやる!!!次を当てた方が総取りだ!!!最後に男の勝負をしようぜ!!!」

盲目おっさん「ホ…ホントですかい!?じゃあ…白だ!!」

チンピラ「よォしおれらが黒!!!」

盲目おっさん「来い!来い!!白っ!!さァどっちだっ!!どっちですかい!?」
白で止まる

チンピラ「……!!」「残〜念だったなァおっさ〜ん…勝負はくろ」

ルフィ「白だ!!!」「白じゃんおっさん勝ちだな!!」

チンピラ「あァ!!?誰だてめェ!!よく見やがれ黒だよバカ野郎!!!余計な口出しすんな!!!」

客「誰だあいつ!!相手がわかってんのか!?」

サンジ「また首を突っこむ…」

盲目おっさん「ホ…ホントに勝ってやすか?どなたか存じませんがご親切にどうも」

ルフィ「あーいいよ見たまま言っただけだ よかったな!」
「しかしおっさん相当強そ…」

チンピラ「そういうのヤボってんだよ小僧!!!おれ達が黒と言やァ黒なんだ!!!そいつはどうせ見えてねェんだからそれでいいんだよォ!!!邪魔な奴だ消えろォ〜!!!」

盲目おっさん「こらァいけねェ!!お兄さんちょいとどいてておくんな その人ら地獄へ落ちて貰いやすんで……!!!」

チンピラ「え!?ウ…ウガ!!重…おモモ……!!つ…潰れる」

おっさんが刀を抜くと床に押し潰され、大穴が空き落ちていくチンピラ達

サンジ達「え〜!!?何だあいつァー!!!何をしたァ〜!!?」

ルフィ「すげー穴があいた」

盲目おっさん「……見えねェ事もまた一興 この人の世にゃあ見たくもねェウス汚ェモンも…たくさんありましょう……」
次週へ

藤虎＝勝新太郎

海に関係するような能力のある実って
ありますか？

つな実