客「バッグがないっ!!」
「はっ!!おれは時計が!!」
「サイフがない」
「しまったァおれも上着をやられた!!」
「まっ昼間から今の粉塵にまぎれて!!」

サンジ「!?さっきのおっさんスリでもやらかしてったのか?」

ゾロ「!ん!?一本足りねェ!!」

錦えもん「どうしたのでござる」

ゾロ「刀がねェんだよ!!!ここにあった秋水が!!!」

錦えもん「何を!!?ワノ国の宝が!!?」

おもちゃ「みんなやられたみたいだな妖精が持ってったんだよ」

ゾロ「何だよそりゃ妖精ってのは盗っ人の名前か!?」

おもちゃ「妖精は妖精さ笑って諦めるんだねェ…」
「遥か昔から目に見えない妖精はドレスローザの守り神 彼らのやる事にゃ目をつぶらなきゃならない」

ゾロ「!!?冗談じゃねェ!!!」

錦えもん「そうでござる!!!あれはワノ国の国宝っ!!!」

ゾロ「あァ!?おれの刀だよ」

錦えもん「おぬしのではござらん!!おぬしにはいずれ決闘を申し込み秋水はワノ国に返して貰う所存っ!!」

ゾロ「フンいいだろう返り討ちにしてやる!!」

扉に引っかかる秋水に気付くゾロ

ゾロ「欲張ったな……妖精!!逃がさねェぞ!!!」

客「わっ」
「きゃあ」

ルフィ「おいゾロどこ行くんだ!?」

サンジ「待て待て!!てめェを一人で彷徨わせてる時間はねェんだよ!!!」

ルフィ「面白そうだししし!!!」

フランキー「待てルフィ!!!」

錦えもん「犯人を見つけたか!!ワノ国の宝何ぴとにも渡さぬぞ!!!」

ルフィ「おい離せよおれ達も行こう!!」

フランキー「おれに名案が浮かんでんだよ!!よくわかったこういう面子だとおれがしっかりしなきゃいけねェんだな 万事このアニキに任せとけ!!」

-裏道-
フランキー「案の定…ドフラミンゴの手下だってのはよくわかった」

手下「ひー!!」

フランキー「だがそれはおれ達への脅しにはならねェもうやめろ」

手下「だ…だから言ったろ!!確かに侍達を追い回した任務は覚えてるがどう捕まってどこにいるかなんて知らねェし…!!その…スマイルってのも意味が…」

フランキー「スマイルのスの字もか!?」

手下「スの字もだし…!!工場のコの字もだよ…!!何なんだよお前ら…」

ルフィ「まいったなー仲間でも知らねェなんて」

フランキー「じゃあもっと偉いヤツの居場所を言え!!コイツ下っ端すぎるのかもしれねェ」

手下「今日はみんな忙しくて居場所なんてわからねェよ!!おれもコロシアムに呼び出されてんだ…!!見ろ 今日は国中の奴らがコロシアムへ向かってる」
「ああそうだ…!!上官達に会いたきゃコリーダコロシアムだ」

ルフィフランキー「?」

手下「今日は特大イベントでよ!!ファミリーの幹部達が集まってるハズだ…!!どういうわけか若様がものすげェ賞品を用意しちまってよ!!いやァアレはビビったぜ!!!誰でも欲しい」

ルフィ「まさか…!!ミンゴが言ってたおいしいお肉か!!?」

フランキー「あいつはお前が欲しがる物としか言ってねェよ」

-ドレスローザ コリーダコロシアム-
子供「いてェ!!」
「でたー!!雷兵隊だァ!!」
「いてーなー!!おれ達も見てェよォ!!!入れてくれよー!!」

おもちゃの兵隊「子供が見ていいものではない!!!人の殺し合いなど…!!帰れ!!」

子供「ギャー」

司会者「本日のイベントはもはや事件である!!!今日この日の為に!!王は驚愕の逸品を我らにお授け下さった!!!」
「2年前…マリンフォード頂上戦争にて命を落とした男!!今や伝説の白ひげ海賊団2番隊隊長にして海賊王の息子エース!!!奴の拳は軍艦を炎で貫き…町を焦がし地獄に変えたという」
「その凄まじき能力は再び悪魔の実となってこの世に再生した!!!見よ!!!戦いの勝者にはこの禁断の実が与えられる!!!」
「最強種ロギア系の悪魔の実!!!」
「メラメラの実だァ!!!!」

観客「ウオオ〜!!」
「すげェ〜!!」

司会者「本日このコロシアムには我らが王によってすでに呼びかけられていた新世界の猛者共が集まっている!!」
「しかしこちらもやすやすと逸品を渡しはしない!!!奪えるものなら奪って貰おう!!いつもの剣闘士達とは格が違う!!!迎え討つは!!!かのドンキホーテ・ファミリーより!!!」

セニョール・ピンク!!!
観客「キャー」

デリンジャー!!!
観客「ウォー!!!」

ラオ・G!!!
観客「ワアアアア!!」

マッハ・バイス!!!
観客「バイス〜」

司会者「そして当コロシアムの英雄〜!!!Mr.ァ〜〜〜っディアマンテ!!!!」

観客「ディアマンテ様〜」
「ディアマンテー!!!」
「早く始めろー!!戦闘を見せろォ〜!!!」

観客の中には盲目のおっさんも

-裏道-
「本物か!?それ」

手下「若様が下らねェウソなんかつくか!!」

ルフィ「……!!エースの メラメラの実!!?」

敵の罠が忍び寄る…!!

次週へ

バレ乙です
面白くなってきた

>>431-435
ありがとうございました!

703話 控室
ドフラミンゴの手下によると悪魔の実は同じものが同時に二つ存在することはないが、能力者が死ぬと世界のどこかにその悪魔の実が復活する
ルフィはメラメラの実を手に入れたい

フランキーに食わないかと聞くが、カナズチにはなりたくねェとフランキー
ルフィはゴムゴムがあるから食えないけど、他の誰かに実を取られるのは嫌だ
フランキーはドフラミンゴの罠かもしれないと言うが、同時にチャンスを逃す手はないとも
どのみちコロシアムには向かうんだし、後悔してもつまらねェ

ゾロは妖精を追うが見失う
サンジがゾロを追ってくるが、フラメンコの踊り子に見とれてゾロを見失ってしまう
踊り子「ヴァイオレット」はサンジにウィンクした後、ステージからやってくる
男を刺した罪で警察に追われており、サンジに抱きつくことで警察をやり過ごす、サンジ鼻血ブー
サンジはそんな罪深い女でも全然OKというので惚れてしまいそうと言い、殺してほしい男がいるのとサンジに訴えかける

コロシアムの前では子供たちを追い払ってた片足のオモチャ兵が警察に追われる
警官たちはオモチャ兵士を撃つが、ジェットウォークで難なくかわし、コロシアムに片足をつっこむ
ここはドンキホーテファミリーの敷地であり、警官や海兵が関与することは法律違反
今ここで兵士を撃っても犯罪者になるのは警官たちの方だと

フランキーは兵士にどいてくれというが、ルフィはおもしろがる
面白がるルフィを見てさらに面白がらせる兵士だが、どいてほしいのだと気がつき赤面
人を笑顔にしてこそのオモチャだという兵士

ルフィは「ルーシー」という偽名でコロシアムに参戦
控え室にはマッチョの強そうな選手たちがたくさん
月大会優勝経験51回のスパルタンがチビのルフィをひやかしと思い因縁をつける
弱い奴は帰れ！とルフィに攻撃をしかけるが、ルフィは余裕でその巨大な腕を止め、地面に投げつけ一発KO
「ししし　よろしく」
次週へ

703話 控室

ドフラミンゴ手下「悪魔の実は同時期に同じものが2つ存在する事はねェそうだ だが 実の能力者が死ぬとまた世界のどっかにその能力を秘めた悪魔の実が復活するらしい 火拳のエースの死後人知れずこの世に再生してたメラメラの実を若様は手に入れてたのさ…!!」
「ロギアの悪魔の実を興業の景品にしちまうとは若様も水くせェ…!!あんなスゲェ能力手に入れたらおれも人生変わるだろうな」

ルフィ「ぬ〜!?お前なんかに食われてたまるか!!!」

フランキー「あー…そういやエースってのはお前の…」

ルフィ「おれほしい!!メラメラの実!!!」
「そうだお前食わねェか!?フランキー」

フランキー「カナヅチになるのはゴメンだ」

ルフィ「おれにはゴムゴムがあるからもう食えねェけど エースの能力をどっかの誰かに持ってかれんのはイヤだ!!」
エース(この…メラメラの能力で…)

フランキー「形見ってとこか ドフラミンゴの発言からみて罠という線も充分にあるが…これだけは言える」
「チャンスなら逃すな!!!」

ルフィ「!」

フランキー「後悔してもつまらねェ コロシアムにはどの道用があるんだ!とにかく行こうぜ!!」

ルフィ「うん!!」

ドフラミンゴ手下（バカ共……欲しいからって手に入りゃ…誰も命を落とさねェコロシアムのレベルを見くびるな……!!)

-謎の妖精追跡サイド-
ゾロ「ハァ…ハァ…何が妖精だ!!ただの盗っ人じゃねェか!!!どこへ消えた」

サンジ「待てっつってんだろ!!!刀の一本や二本諦めろ!!」

ゾロ「そうはいくか!!!アホウ」

サンジ「はっ!!!あれは!!!」

ゾロ「いたか妖精!!」

ステージで踊る美女
客「なんて甘美」
「なんて情熱的!!」
「ブラボー♪」
「お前のダンスは世界一だァ」

踊り娘 ヴァイオレット

サンジ「キ…キレイだ…」

ゾロ「この国の女は男を刺すと聞いたろ!!お前みてェなのがやられんだよ!!」

サンジ「刺されてもいい〜〜」
「だァ!!しまった!!!奴を見失った!!!あの迷子マリモ〜〜〜〜!!!」
「よし!いい機会だこの島に置いて行こう!!追うだけ追ったんだ…誠意は尽くした」
「しかしこの辺はカップルばっかで羨ましいなァオイ ナミさんとロビンちゃんが一気におれを大好きにならねェかなー」

ヴァイオレット「もし!あなたさっき目の合った方ね!?」

サンジ「ん?」

ヴァイオレット(お願い私を抱きしめて!!!)

サンジ「!!?えエえ!!?」
抱き合う二人

警官「どこへ消えたあの女!!」
「裏口からこの恋人通りへ出たハズだ そう遠くへは行ってない!!」
「この町から出すな」

ヴァイオレット「ハァハァ ありがとう…もう行ったみたい…」

サンジ「…………」

ヴァイオレット「あ…あのもう大丈夫…」