704話 ルーシーとキュロスの像
ドレークと対峙したカイドウの部下が暴れてる、ビビるカリブー

選手「おい!!何なんだあのチビィ!!」
「スパルタンがやられたァ〜!!!」
「バカな!!このコロシアムのスター剣闘士の1人だぞ」
「今…自分で転んだだけなんじゃ…」
「メリ込むかよっ!!」

ルフィ「さて…おれはどこにいれば……」

係員「君か!この騒ぎは!!」

ルフィ「!」

係員「今すぐここを出たまえ!!退場だ!!!」

ルフィ「ええ!?」

係員「試合前に乱闘事件を起こす様なゴロツキに わっ!!」

ルフィ「ん?」

サイ「コラコラ…やめやいドアホ!!仕掛けたのはそこのデカブツだ!!退場ならそいつやいっ!!!」

ブー「もう意識ねェけどな」

花ノ国ギャング チンジャオファミリー

選手「うおお!!花ノ国のサイとブー!!首領・チンジャオまで来てんじゃねェか!!」
「もはや伝説だろ!!」

ルフィ「助かったありがとう!!」

サイ「いいやい礼なんて!!カカッ」
「まったく…礼なんていいやい……礼なんか言わなくていい………礼を言うんじゃねェやい……礼を……取り消せ貴様ァ〜!!!」

ルフィ「わーっ!!」

ブー「そこまで拒否する事じゃねェよ!!アニィ!!!」
「悪ィな感情が盛り上がるタイプなんだ」

サイ「二度と言うな!!! ファッキュー!!!」

ルフィ「………」
「色んな奴がいるなー」

ケリー・ファンク「てめェ同ブロックの強ェのと結託企んでんじゃねェよ!!ダガマ!!!」

選手「おいおい各国から大物達が続々と…これじゃまるで…国を挙げての悪魔の実争奪戦じゃねェか!!」

ボビー・ファンク「戦いは個人のものだ!!そんな事をしても一回戦を抜けられんのは各ブロックに1人だけ……!!!」

ケリー・ファンク「結託に買収かァ?オイ!!」

隣国の殺し屋 ファンク兄弟

ダガマ「何を甘い事を!!!貴様らも国に命じられたクチだろうメラメラの実を所持した国はそこらの兵器を並べておくより国交も戦争もよっぽど有利に立ち回れる!!」

プロデンス王国国王 戦う王 エリザベーロ2世
プロデンス王国軍師 ダガマ

ダガマ「周りを見渡してみろ…!!この顔ぶれ!!!」
「ホラあそこには…ディアス海戦A級戦犯の 首はねスレイマン!!!」
「元賞金稼ぎ!!政府機関爆破事件の アブドーラ&ジェット!!!」
「偽りの殺戮冒険野郎!! 支配者オオロンブス!!」
「ドンキホーテファミリー推薦枠には億越えの残虐海賊!! ハイエナのベラミー!!!」
「ここからは見えないが海賊貴公子 キャベンディッシュ 1年前のイカレたルーキー バルトロメオも参加してるらしい これだけの奴らが何も企まねェと思うか!?貴様らも然り!!!」

ケリー・ファンク「………」

ダガマ「一回戦はバトルロイヤル!!生き残った者だけがチャンスを得られる!!! Aブロックはじき始まるぞ!!!B・C・Dブロック!!!総勢550人を超えるこの中から一回戦の勝者はたった4人っ!!!」
「お前らもどうせ裏金で2人同じブロックにしたんだろう?」

ボビー・ファンク「偶然だ」

ルフィ「おれは何ブロックかなあ」

案内「受付でお伝えした筈ですが…556番はCです」

ダガマ「目的は色々あろうがメラメラの実が誰の手に渡るかで明日の世界は少し荒れるぞ ゴチャゴチャ言わずにせいぜい頑張ろうじゃないか諸君っ!!!」

-戦闘準備室-
ルフィ「うっほ〜!!コレ何でも使っていいのか!?」

案内「武器は飛び道具だけ禁止です」

ルフィ「ヨロイ〜!!カブト〜!!!ほぼ裸の戦士おっさん像〜!!あれ欲しい〜」
「おれはヨロイつけるぞー!!おっさんよりカッコイイカブトも♪」
「よさそうだ……イカス…!!ウソップ達に見せてェ…」
剣闘士 ルーシー

選手「係の女達が全員倒れていく!!」
「おいどうした!?」

係「き…貴公子が……」

選手「貴公子!?」

係「ダメ刺激が強すぎるん…」

選手「ここか支度部屋は…!!?」
「…見ろあいつ…キャベンディッシュだ…!!」
「海賊貴公子!!?生きてたのか!!?」
「しかし何て美しさ」

キャベンディッシュ「あーそこのキミ!!それじゃダメだ防具には重量制限があるんだぞ」

ルフィ「!」

キャベンディッシュ「まァ…何をしようと無駄だがね……メラメラの実はぼくがいただく そうぼくにこそ相応しい…実に美しい能力」

美しき海賊団船長 白馬のキャベンディッシュ 懸賞金2億8千万ベリー

キャベンディッシュ「今まで悪魔の実も口にせず何の努力もせずにここまで来た…才能だけでね……」

係員「重量オーバーだ」

ルフィ「えー」

キャベンディッシュ「今教えたろ!!!ちょっとこっち来い!!!」

ルフィ「だからみんな裸みてェなのかあの銅像も」

キャベンディッシュ「これはショーだ!!観客の求めるものは血だよ 闘技場は実に正直に人間の本性を暴き出す 誰が剣と鎧で長びく試合を見たい?剣闘士は見せ物だ やられる者の血で人々は興奮する…!!」
「さっき見てたぞ大男をひねる所 キミは何者だ」

ルフィ「おれはルフィ!!海賊王になる男だ」

選手「!!?え!!?ル…」
「ルーシーじゃねェか!!!」
「紛らわしい発音してんじゃねェよ!!麦わらのルフィがいるのかと思ったぜ!!!」
「違うに決まってる本物は8メートルの巨漢と聞いてるぞ」

ルフィ「!あルーシーだった」

キャベンディッシュ「……フフ本当にキミが麦わらのルフィだったら…今ここで殺していたよ」

ルフィ「!?」

キャベンディッシュ「ぼくが新世界に入ったのは3年前…2億を超える美しきルーキーの登場に世界がざわめいていた 新聞にも連日登場…手配書という名のブロマイドは全て女性達に盗まれる始末…」
「海賊貴公子白馬のキャベンディッシュ!!おーい大スター!!え?ぼくかい?勿論さ フフフ…」
「!!それがどうだ一年後!!!全てを掻き消す白ひげの頂上戦争…!!!湧き出て来る後輩のルーキー達は最悪の世代ともて囃され…!!獅子奮迅の大立回り!!!記者達はもうぼくに見向きもしないっ!!!だから殺すんだ目障りな後輩達を全員っ!!!」

ルフィ「それは逆恨みって言うんだぞ…;」

キャベンディッシュ「この大会でメラメラの実を手に入れてね!!そうなれば」

係員「それならOKだ」

キャベンディッシュ「貴様もそういう態度をとれなくなるぞ!!」

ルフィ「成程…結局このおっさんみたいな格好になった」

レベッカ「……その人に興味ある?」

ルフィ「!?」

選手「おっ!!アレも出場者か?女の剣闘士」
「へへへ弱そうだが…可愛いのいるじゃねェか」

ルフィ「誰だ?」

レベッカ「レベッカ 剣闘士よ さっきはありがとキライだったのスパルタン」
「それは伝説の人よ コリーダコロシアムの歴史上最強の剣闘士 キュロス」
「三千戦全勝無敗の男 その内敵の攻撃を受けたのはたったの一太刀だけ」

ルフィ「えーそんなに強ェのか!」

レベッカ「20年前までここで活躍してたらしいわ だけどこの国中の誰も…彼の事を知らない!!」

コリーダコロシアム剣闘士 レベッカ

ルフィ「ああ??」

レベッカ「この国のお年寄りも剣闘士達も誰一人彼に会った事がないの」

ルフィ「???」

レベッカ「ドレスローザで最も不思議な銅像よ 剣闘士キュロスは実在したのか誰かの空想なのか…いつからなぜここに銅像があるのか」
「私達の知っている情報はこのプレートに刻んである事のみ 誰も知らない人だけど…誰もこれを撤去しようとはしない……それも不思議」

ルフィ「はぁ…わかんねェ話だけどおれはこの銅像好きだぞ!!男らしくて!!」

レベッカ「…………私も好き」

選手「よォ!!大戦士レベッカちゃんさっきはスッとしたろ〜長年のイジメっ子スパルタンが無様にやられて!!」
「無敗の女今日も期待してるぜ!!」
「バカやめてやれよォ」
「ぎゃははそうじゃねェかよ!!」

レベッカ「………」

ルフィ「何だあいつら」

レベッカ「気にしないで……」
「私…今日で最後にするんだ……!!!メラメラの能力を手に入れて…!!討つんだ……!!ドフラミンゴを!!」

ルフィ「え!!ミンゴを…!?」

レベッカ「あなた…ブロックは?」

ルフィ「C」

レベッカ「よかった!私はD 一回戦終わった時お互い生きてたらいいね ルーシー」

選手「勝負がついたぞォー!!!決まったぞあっという間に!!!」
「え!?もう!?」
「誰だアレ化け物みてェに強かった!!!」

司会「Aブロックの勝者は覆面の男!!!Mr.ストア!!!」
「おっと!!その男が今覆面をとったァ!!!」

観客「!?」

司会「何て事だ!!!我々はこの覆面の男を知っている〜〜!!!そしてこの異常なる強さにも納得せざるを得ない〜っ!!!」
「波乱の幕開け!!!意外な出場者!!!Aブロック!!バトルロイヤル勝者は!!」
「泣く子も黙る四皇黒ひげ海賊団!!一番船船長!!!ジーザス・バージェ〜〜〜〜ス!!!!」

バージェス「ウイ〜〜ッハッハッハァ〜!!!」

選手「バ……バージェスだァ〜〜!!?何でそんなのが出場してんだァ〜!!!」

ルフィ「ああ!!チャンピオンの奴っ!!!」

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