708話 曲者達のコロシアム

写真を見るカリブー、ミートパイが大好きなカリブーそっくりのガブルはお婆ちゃんの孫だった

チンジャオ「かつてのガープは海賊達にとって悪魔そのものだった…!!何十年経とうとも私の傷が癒える事もない…!!!」

キャベンディッシュ「キミ本当なのか……!!?」

ルフィ「いやいや…間違えたんだ おれはルーシーだった」

チンジャオ「この恨み孫の己に償って貰おう…」

ルフィ「そんなのじいちゃん恨めよ!!」

キャベンディッシュ「みろ ガープの孫なんだな!?」

ルフィ「あ!!違うんだよおれはルーシーだった」

キャベンディッシュ「もし本物の麦わらのルフィならば……!!!この場で斬り捨てる!!!」

チンジャオ「息子ドラゴンの存在にもっと早く気付いていれば……おのれがこの世に生まれる事もなかったろう!!!」
頭突きするチンジャオ

ルフィ「うわーっ!!!」

選手「おい何だ!?ドン・チンジャオが暴れ出した!!?」
「ヤべェだろ!!」

ルフィ「ちょっと待ておっさん!!」

キャベンディッシュ「そのひげを取って見せろ!!!」

ルフィ「ぎゃーやめろイヤだ!!!」

選手「冗談じゃねェ!!どれくらい衰えてるか知らねェが全盛期にゃ5億越えの懸賞金を懸けられた男だろ!!?」

キャベンディッシュ「おのれドン・チンジャオ!!!邪魔をするな!!ぼくの獲物だ!!!」

選手「キャベンディッシュも剣を抜いた!!!」
「アレか…!!世界屈指の名刀…!!デュランダル!!!」

チンジャオ「ドイサ!!!武頭!!!」

キャベンディッシュ「美剣 ブルーバード!!!」

選手「うお!!脳天を貫い…!!…てねェ!!!張り合ってる!!!」

キャベンディッシュ「……!!!デュランダルが刺さらない!!?」

選手「剣の刺さらねェ頭も 巨体を突き返す力も人間業じゃねェ!!!」

キャベンディッシュ「む!!」

ルフィ「わっ」

キャベンディッシュ「……流石に手を抜いてちゃ倒せないな……」

ルフィ「……んにゃろめ やめろっつってんだろォ!!!」
ギア2で頭を殴るルフィ

選手「うおォ〜っ!!チンジャオをブッ飛ばしたァ!!!」
「何なんだあのひげチビ!!!」

チンジャオ「ひやはや」

選手「わー!!!効いてねェー!!!」
「あの伝説本当なのか……!?氷の大陸を頭突きで割ったとか割らねェとか…!!」
「氷の大陸を〜!?」

ルフィ「結構強くイッたのにな…」

チンジャオ「ひやホホ…筋は良さそうだな…お前達 だがまだまだ修行が足りんわ……!!」
ヒゲが逆立ち顔付きが変わり本気になるチンジャオ

キャベンディッシュ「…確かにその強さ…麦わらで間違いなさそうだ……!!」

ルフィ「もう何なんだよ放っといてくれ!!」

キャベンディッシュ「人の人気を奪ったり鬼の孫に生まれたり 恨みばかり買ってるんだな…!!」

ルフィ「どっちもおれの知ったこっちゃねェやつだろ!!?おれはルーシーだけど!!」

チンジャオ「邪魔立てするなら己も共に葬るぞ 若い騎士!!!」
「オオオオオオ!!!」

サイ「待て待てじじい!!!そこまでやい!!!」

ブー「ここで暴れりゃ失格だぞ!!!」

選手「うおォ!!!花ノ国のサイとブーだ!!!」

チンジャオ「手を離せかわいい孫達よ…!!!とうとう見つけたのだ 憎きガープの血統を!!!」

サイ「ダメだ 理由は知らんがやめろ!!!」

ブー「ここで失格になったら大会出場の真の目的が果たせなくなるぞ!!じいちゃん」

係員「おい君達そこで何をしてる!!! 試合以外の乱闘なら退場して貰うぞ!!!」

キャベンディッシュ「係の兵か…退場になろうが関係ない ぼくは今ここで…!! ん!?どこへ消えた!!」

サイ「じじい!!あのつけヒゲ野郎ならおれ達と同じCブロックだ…!!」

ブー「殺してェんなら…試合でだ!!!」

チンジャオ「ぬう」

キャベンディッシュ「逃がさないぞ!!麦わら…!!キミの命は試合前にぼくが貰う」

選手「何の騒ぎだったんだ?」「麦わらって言葉を聞いたが…」「麦わらといやあ 海賊の麦わらのルフィか!?」
「出場してんのか!?」「まさか」

壁に張り付いてるルフィ
ルフィ「………………まいったなー…正体はバラさねェってフランキーと約束したのに」
「! お…」

司会者「タンクが倒れたァ〜っ!!!ドレスローザの自衛軍隊長!!!タンク・レパント脱落!!!凶悪アブドーラ&ジェットの餌食となる〜!!!」

観客「汚ェ手ばっか使いやがって」
「タンク軍隊長〜!!!」

司会者「脱落者は早くも100人を超えてリング上には30人余り!!!」

エリザベーロ2世「シッ シッ」

ダガマ「もう少しだ…!どんな厄介な奴が残ろうともキング・パンチがあれば…」

ブルーギリー「ヒャオ!!」

リッキー「……!!」

アブドーラ&ジェット「次はどいつだ!?血を流してェ奴ァ!!!」

司会者「凶悪コンビを誰かが襲ったァ!!!」

足に釘を打ち、口に手を突っ込んでバネで飛び背骨を折るベラミー

アブドーラ&ジェット「!!!ほゲァ!!!オゴー!!!」

司会者「ベラミーだァー!!!」

観客「ベラミー〜〜!!!」

司会者「残虐!!凶悪!!そんなものはこの男の為にある言葉〜!!!」

観客「おい見ろ!!強ェなあの魚人ッ!!!」「ゾクゾクする!!!」「あれが有名な魚人空手か!!」「さっきから全部一撃KOだぞ!!!かっこいい!!」

司会者「爆進を続ける男がここにも一人!!魚人戦士ハック!!!」

ハック「セイ!!!」

司会者「一方…ん?」

観客「アレ見ろあいつ何してんだ!?」
「キャー」

ルフィ「は?」

司会者「唖!!然〜〜!!!一体どこまで人をバカにするのかバルトロメオ!!!」

観客「キャー!!!」「やめさせろ!!」「なぜ誰も奴をブッ飛ばさねェ!!!」

司会者「何と大観衆の面前で!!アレを露に用を足し始めた!!!コロシアム始まって以来の大痴態!!!誰かコイツを止めてくれ〜!!!ん!?いや…いた!!」

バルトロメオ「は〜…快感だべコレは…」

ハック「真面目に大会に臨む者もいるのだ小僧…背後を狙うが……許せよ」

バルトロメオ「え!?」

ハック「四千枚瓦…!!!」

バルトロメオ「おい…!!待てこんな無防備な男を」

司会者「現れたヒーローは魚人戦士ハック〜」

観客「行けー!!やっちまえハック〜!!!」

ハック「正拳!!!!」

バルトロメオ「なんて」

観客「!? え!?」

見えない壁の様な物に阻まれ腕が折れるハック、手が血まみれになり倒れる

ハック「……………!!」

司会者「何をした!!?倒れたのはハック!!!何なんだ!!?」

ルフィ「何だ?今の!」

司会者「お…お前は何なんだバルトロメオ〜〜!!!」

次週へ

バルトロメオ