711話 小人の国の冒険

カイドウの部下、スコッチに吹き飛ばされるお婆さんと驚くカリブー

小人｢バッグの中は?｣ ｢本にノート 着がえ 電々虫…!!｣ ｢服の中が怪しいぞ｣ ｢現在探索中れすっ!!｣ ｢武器は確実に取り上げろ!｣ ｢C地点異常なし｣ ｢A地点も異常ないれす｣

ロビン｢ん……!!｣

小人｢こちらB地点にも隠してはいない様れ…｣
服の中から出て来る小人と目を覚ますロビン

ロビン｢え!!?｣

小人｢わーっ!!目を覚ましたぞっ!!!警戒態勢!!!｣ ｢大人間が目覚めた!!!｣

ロビン｢いた ここは一体どこ…!?｣

レオ｢逃げようとするな!!大人しくするのれす!!おまいは悪い大人間だな!?｣

トンタッタ族(小人族) 戦士レオ

ロビン(……小人族っ…!!ここは彼らの国…!?)

カブ｢みんな気をつけろ この大人間奇術を使う!!｣

小人｢カブさん!｣

カブ｢あの時足元から突然花の様な手が咲き逃げる間もなく…｣

-回想-
カブ｢わー助けてくれ｣

小人｢カブさーん｣

ロビン｢あなたが今海兵の身ぐるみを…!?｣

カブ｢姿を見られたー!!｣

ウソップ｢おいロビン!!小人って…｣

小人｢麻酔花っ!!!｣

ウソップ｢うわっ!!｣

ロビン｢!!?うっ｣
-回想終わり-

ロビン(何かで眠らされてここへ…ウソップは無事かしら…能力は使えそうだけど…事を荒立てるわね…)
｢ここは…グリーンビットの地下?｣

レオ｢そう 我が一族が育てた大いなる森の地下 我らに育てられない植物はないのれす!!ここはトンタッタ王国 我々の国だ!!｣
｢動こうとしてもムダれすよ 僕の奇術 ぬいぬいの力で地面におまいを縫いつけた!!我々トンタッタ族の姿を見た者はもう生きて帰すわけにはいかない!!｣

ロビン｢!!……そんな ごめんなさいつい興味で手を出してしまったの もともと危害を加えるつもりもなかったし…あなた達を見た事は誰にも言わない…｣

レオ｢うそをつけ!!そんな言い訳が通じるかっ!!｣

ロビン｢ホントよ!!｣

レオ｢え!!?｣
｢ホントならいいれすよ｣

小人｢なんだよかったよかった｣ ｢てっきり悪い人かと…｣

ロビン(!!?何この信じ易さ…)

レオ｢メガネ返すれす｣

ロビン｢ありがとう｣

ガンチョ｢こら!!レオ!!一体何をしている!!｣

レオ｢トンタ長様っ!この者いい人れした｣

ガンチョ｢そんなわけあるか!!｣

レオ｢でも本人そう言ってます｣

ガンチョ｢え!?ならいいれすよ｣

ロビン(!!全員この信じ易さ!!?)

ガンチョ｢わしはガンチョ トンタッタ王国で一番偉いトンタ長れす!やー大人間をこうまじまじと見る事はそうない｣

トンタッタ王国トンタ長(国王) ガンチョ

ロビン｢いけない…3時までもう時間が…｣

ガンチョ｢ん?どうかしたれすかな?｣

ロビン｢ローに連絡しなければ…ガンチョさん…私の小電伝虫は…｣

小人｢あ…野生に還したれす!!｣

ロビン｢あ!! 困ったわ…じゃあすぐ出口を｣

レオ｢待て!!それよりいい人なら何か武器をくらさい!!それがルール!!くれなきゃ全部身ぐるみ剥ぐれすよ!!!｣

ロビン｢え…でも私は武器なんて…｣

レオ｢じゃあ仕方ないれす 身ぐるみ剥がせて貰うれす｣

ロビン｢!?｣

レオ｢全て貰えっ!!!｣

ロビン｢え!!?｣

フラッパー｢ダメだ!!!待つのれすっ!!!ハァハァ｣

レオ｢フラッパー!!何事なのだ!?｣

フラッパー｢その大人間はヒーローの相棒なのれすっ!!!｣

レオ｢ええ!!?ヒ…ヒーローとは一体…!!?｣

フラッパー｢捕えたもう一人の大人間…実は我々の為に現れた伝説のヒーローだったのれす!!!｣

レオ｢えーー!!?嬉しいーっ!!それはすごいー!!｣

ロビン(ウソップ…どんなウソを……)

-ドレスローザ港町アカシア-
ウィッカ｢右!!右だって!!何で左に曲がったの!!?｣

ゾロ｢うるせェなてめェ!!おれだって急いでんだ!!!｣

ウィッカ｢私の方が急いでる!!間に合わなかったら…!!｣

子供｢ママあの人独り言…｣

母親｢ダメよ目を合わせちゃ…｣

ウィッカ｢あなたのせいよっ!!!早くお花畑に行って!!!｣

ゾロ｢わかったから黙ってろ!!!｣
｢……………!!｣

-回想-
ウィッカ｢イタタタ大変大変っ!!私ったらドジ!!人間に見られちゃう!!早く逃げなきゃ人間にっ…あ｣

トンタッタ族(小人族) 偵察部隊 ウィッカ

ゾロ｢……?……??｣

ウィッカ｢えーんえーん私ドジだーっ ドジでバカでアンポンタン!いつかやると思ったんだー｣

ゾロ｢……これが妖精の正体!?オモチャか?｣

ウィッカ｢オモチャとは違うれす 私はトンタッタ族のウィッカ!!私を見た事秘密にしてくらさいっ!!｣
｢あーーっ!!｣

ゾロ｢何だよ!!｣

ウィッカ｢歩けない…さっき足をくじいたようれす 私ったらドジっドジっ｣
地面を叩くと割れる程の怪力

ゾロ｢何だそのパワー 地面割れてんぞ!!｣

ウィッカ｢お願いれす!!私を隊長の所へ連れてってくらさいっ!!元はと言えばあなたのせいといえばせいですし｣

ゾロ｢お前が刀を盗むからだろ!!!｣

ウィッカ｢私達はこの土地の緑の管理者!この国の大人間達は私達を妖精と呼び色んなものをくれます!!｣
｢急いでるんれすっ 私は偵察部隊!!ドンキホーテファミリーの居場所を隊長に報告しなくちゃ!!｣
｢今チャンスなんれす!!ドンキホーテファミリーが麦わらの一味の船を襲いに行った所を確認しました!!｣

ゾロ｢!?｣

ウィッカ｢キャードジっ!!私ったら何もかも喋っちゃって!!｣

ゾロ｢オイ本当か今のは!!おれもその麦わらの一味だ!!｣

ウィッカ｢キャードジ!!私ったらドジっ!!｣

ゾロ｢破壊をやめろ!!｣
怪力で隣の建物が壊れる

ゾロ｢よりによってあいつらを狙うとは!!(ブルック、チョッパー、ナミ、モモの助)おれもサニー号へ!!｣

ウィッカ｢待ってーっ!!!先に私をお花畑へ運んでくらさい!!そしたらすぐに海岸へ案内するれすから!!｣

ゾロ｢知るか おれはすぐ海岸へ向かう!!｣

ウィッカ｢だってそっち真逆れすよ!?あなた場所わかんないんれしょ!!?｣

ゾロ｢!!!｣
-回想終わり-

ゾロ｢………つまり ドフラミンゴの仲間達はおれ達の動きをずっとマークしてたのか!ハァハァ…｣

ウィッカ｢そうれす それを私達が監視してました!｣

ゾロ｢お前らもドフラミンゴと因縁があんのか!?｣

ウィッカ｢はいっ…あっ!それは秘密れす!!｣

ゾロ｢クソ…!!危ねェのは船だけじゃねェな…!!全員だ!!電伝虫もねェし知らせられねェ…おいまだか花畑は!!｣

ウィッカ｢そこの階段を登って!!登ってって言ったんれすけど!?ア…アンポンタンなの!?｣

ゾロ｢黙れ!!!｣

-ドレスローザコリーダコロシアム-
ギャッツ｢これまた強豪揃いのCブロック!!選手達が続々と入場ーっ!!開戦はまもなく!!!大本命はやはりこの3人か!!?花ノ国より―｣

レベッカ｢………………………………………………｣
(………)
花びらを持ち何かを想うレベッカ

女の子｢まってーおサルさーん｣
おもちゃのサルと女の子

レベッカ｢!｣
(……………)
｢ふふっ｣

フランキー｢花畑って何だよオイ!!｣

片足兵｢黙って進め!!話はそこでだ!!警官には見つかるなよ!?｣

フランキー｢おめー兵隊だろ?｣

レベッカ｢! 兵隊さんっ!!｣

片足兵｢!?｣

フランキー｢ん?｣

片足兵｢レベッカ……｣

レベッカ｢………｣

片足兵｢………………会場内のリストは見た やはり出場したんだな……私は止めたぞ｣

レベッカ｢私…!!やるよ!!?勝つよ!!?兵隊さん!!｣
｢そしたら……ねェ!!一緒に暮らそうよ!!!｣

片足兵｢………!!泣く様な戦士に大会は取れん!!おい…!!先を急ぐぞ…｣

フランキー｢あァ!?いいのか!?泣いてんぞ｣

片足兵｢だから急ぐんだ!!オモチャにだって……!!守りたいものくらいある…!!!｣

フランキー｢!?｣

片足兵｢こんなブリキの目からは…涙も出やしないがね…｣

フランキー｢………………｣
崩れ落ちるレベッカ

-グリーンビット南東のビーチ-
シーザー引き渡し時刻まであと2分!!

ローの電伝虫が鳴る
ロー｢!｣

サンジ｢おい!!ロー!!こちらサンジ!!｣

ロー｢黒足屋か…工場は見つかったか?｣

サンジ｢それ所じゃねェ!!よく聞け!!すぐにそこを離れるんだ…!!!｣

シーザー｢?｣

ロー｢……?何言ってやがる…これからシーザー引き渡しだ｣

サンジ｢……………!!｣
｢ドフラミンゴは七武海をやめてなんかいねェっ!!!シーザーを返しても何の取り引きも成立しやしねェんだ!!おれ達は完全にハメられた!!!｣

ロー｢!!?……………? !!?…理屈がわからねェ…一体…｣

サンジ｢説明は後だ!!!その島から早く逃げろ!!!｣

ドフラミンゴ｢フッフッフッ!!!｣

藤虎｢全部隊 南東のビーチへ｣

ビーチ目がけて飛んで来るドフラミンゴと藤虎

サンジ｢急げ!!!｣

ロー｢バカ…手遅れだよ…｣

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