713話 ウソランド
カリブー、格上海賊スコッチからの大逃走

シーザー「ジョーカー!!さっさとこんな奴たたん…ウゲ!!」

ロー「コイツを返すわけにはいかねェ…!!!」
「何も約束は守られてねェんだからなァ!!! ドフラミンゴ この取り引きは白紙に戻させて貰う!!」

シーザー「ギャー!!何言ってんだてめェ!!ここまで来て!!」

ドフラミンゴ「………」
「フッフッフッフ!!!それが10年以上も無沙汰をしたボスに言う言葉か!? 置いてけロー!!!シーザーはおれのかわいい部下だ!!」

シーザー「……ジョ……ジョーカ〜!!」

海兵「イッショウさん…ローと一緒にいるのはシーザー・クラウンです」

藤虎「…そうですか……あの…毒ガス事故の科学者」
「しかしあれだ…七武海の旦那の部下なら免除ですねェ……恩赦だ…」

ドフラミンゴ「フッフッフ!!お前か…世界徴兵で海軍大将に特任された藤虎 噂はよく聞いてる…緑牛(リョクギュウ)と共に実力は折り紙つきの化け物だとな」

藤虎「こらどうも恐れ入りやす…」

ドフラミンゴ「フン!!とぼけた野郎だぜ…!!」

藤虎「まだ軍の新参者のあたくしにはしかし…あんたの行動は理解しかねますね はっきりと裏は取れちゃいねえが 七武海としてちょいとルール違反をなさってるって情報も入ってやす…」
「そちらさんがさっきからおっしゃるジョーカーって名は…あだ名か何かで?」

シーザー「!!」

ドフラミンゴ「フッフッフ!!おれを調べたきゃあ…それなりの覚悟で周到に裏を取って物を言うんだな!!」

藤虎「………」

ドフラミンゴ「フッフッ…それで?海軍は今回の…ローの処分をどう決めた」

ロー「………」

藤虎「……報じられた麦わらの一味の件 記事通り同盟なら黒!!彼らが…ローさん あんたの部下になったのなら……白だ!!」
「返答によっちゃ…あっしらの仕事はあんたさんと麦わらの一味の逮捕って事になりやす」

シーザー「オイ何だその判定は そんなもん…ウソつきゃ終いじゃねェか!!」

ロー(ずいぶん目論見が狂った…すっかりこっちが標的か この状況をドレスローザへ持ち込んでも事態は悪化するだけだ 時間を稼ごう)

「麦わらとおれに上下関係はないっ!!!記事通り同盟だ!!!」

ドフラミンゴ「フッフッフ!!不器用な男だおめェは」

藤虎「では称号剥奪で……ニュースはそれで済めばいいが…」

ロー「!!?………ウソだろ…」

ドフラミンゴ「隕石!!?冗談じゃねェぞオイ」

海兵「走れ〜!!隕石が落ちてきたァ!!!」

藤虎が構えると空から隕石が
それぞれ必死で直撃を防ぎ、3人の足場を残し巨大な穴が空く

海兵「ハァ…ハァ…ハァ…!!」

シーザー「ゼェ…ゼェ…!!!」
「……あ!!何だ!?何が起きた あの一瞬であいつら何を…!! 3人の足場だけ無傷だ!!!」

ドフラミンゴ「元帥の教育はどうなってんだ!!野良犬がァ!!!」

ロー「……目が見えるかどうかの次元じゃねェな…」

藤虎「へえどうも ほんの…腕試しで……」

-ドレスローザ フランキーサイド-
電伝虫で会話
サンジ「お花畑!?ピクニックか!!」

フランキー「そういうおめーはどこで油売ってんだサンジ…」

サンジ「おれは恋をしてた」

フランキー「ほーそりゃいいな ところで工場は見つかりそうだぞ」

サンジ「ホントか!?」

フランキー「だが即破壊でトンズラってわけにもいかなそうだ…想像以上の大仕事になるだろう」

サンジ「!?」

店員「おいウチはツケじゃ食わせねェ そこのオモチャ捕まえてくれー!! まてー」
オモチャと勘違いされてるフランキー

サンジ「時間がねェんだドフラミンゴが…」

フランキー「ああ号外は今読んだ まんまとやられた感じだな これでシーザーを取られちゃウチの作戦は全部水の泡だ 工場をブッ壊して鼻を明かしてやろう」
「とにかくお前もこっちへ来い!!お花畑へ!」

サンジ「だから何だそのメルヘンな目的地!」
「そういやナミさんに連絡がつかねェんだ ナミさん大丈夫だろうか」

フランキー「サニー号か お前あいつをまだか弱いと思ってんのか!?大丈夫だブルックもモンスターチョッパーも一緒だぞ!!」

サンジ「……………!!」

フランキー「ん?どうした」

サンジ「……………??」
「ヴァイオレットちゃんあれは?」

ヴァイオレット「コロシアムの映像よ」

ギャッツ「謎の剣闘士!!ルーシー強し!!」

サンジ(ルフィ〜!!!)

市民「強ェなーあのチビ」

サンジ「フランキー驚くなよ ルフィが今」

フランキー「………あァ…あいつなら今武術大会に出場してる」

サンジ「なにをやらせてんだ!!しっかり見張ってろてめェ!!」

フランキー「お前が人の事を言うな」

ヴァイオレット「はっ…黒足 私はここで…」

サンジ「?」

ヴァイオレット「部下達がこっちに来る!…あなた秘密の工場へ行きたいのよね…?これが地図 表向きはオモチャの家という所そこが工場よ」

サンジ「おいダメだ これ以上おれに協力したら…」

ヴァイオレット「変な人ね 同じよ…裏切りはおそらくもう幹部達にバレてる」

サンジ「ヴァイオレットちゃん…!!」
「西の港!!そこで落ち合おう!!おれが行くまで身を隠して待て!!仲間達との集合場所だ」
「君は…!!おれが必ずここから逃がしてやる!!!」

ヴァイオレット「……ホントに ダメな男ね…」

サンジ「え」

錦えもん「取り込み中失礼!!ダメな男!!」

サンジ「ウオ!!何だてめーどこから現れた!!? あっヴァイオレットちゃん」

錦えもん「まず…アレを倒してくれ」

手下「いたぞー」

サンジ「こんなザコ自分でやれよ!!」

錦えもん「それがこやつらカン十郎を人質にしており手が出せなんだ ハァ…ハァ…」
「一緒に来て欲しいサンジ殿!!オモチャの家という場所に我が同心カン十郎が捕まってるそうだ!!場所は知らぬが!!!」

-再びグリーンビット その森の地下 トンタッタ王国-
小人「何れすかこの揺れはー!!」

ロビン(ロー達ね…)

ウソップ「ギャーあわわわ畜生こんな所で死にたくねェよー」

小人「え!?ヒーローがうろたえてる!!」

ウソップ「な…なんて…実は今の揺れこそがおれの覇気だ!!」

小人「ハキ!!?魚人島であなたが5万人の悪者を倒したというあの技!!?さすがヒーロー!!王国が震える程のエネルギー!!」
「どうぞどうぞ食べてくらさい!!これは闘魚といってでっかい金魚の仲間れす」

ウソップ「こんなにうめェとは!海獣の肉に似てるな」
(あの時闘魚捕まえたのやっぱこいつらか どんな怪力だ小人族ってめちゃくちゃ強ェのか!?)

レオ「でかいから僕ら王国全員で食べても数ヵ月持つれすよ ウソランドは大人間だからよくお腹に入るれすね」

ウソップ「おれの戦隊ウソランダーズのルフィランドなら一匹丸かじりだ!!」

ロビン(ウソランドって?)

ウソップ(あれを見ろ 見覚えがねェか?)

ロビン「!……………!?あのジャヤで見た絵本の…」

モンブラン・ノーランドの像がある

ロビン「その像…モンブラン・ノーランド!?」

レオ「そうれす!当然あなたも知ってるれすよね!」
「もう400年も昔この国を訪れた植物学者の大人間れす 当時…悪い大人間達に島を荒らされ困っていたご先祖達の前に現れ…共に戦い勝利へ導いてくれたというトンタッタの伝説のヒーロー!!」

フラッパー「ウソランドが彼の名を言い当て…モンブランの子孫だと語った時は感動しましたっ!!!」

-ウソップ「みろ!!おれの頭を!!このクリヘッドが一族の証し!!!」

フラッパー「ホントだー!!!」-

ロビン(悪い人ね…)

ウソップ(お陰でお前も助かったろ?メシ食って土産でも貰って帰ろうぜ)

ガンチョ「しかし確かに運命としか思えぬ!!」

レオ「全くれす!!400年の時を越えて…ぼくらがドフラミンゴとの決戦を誓った今日この日に!!再び現れた伝説のヒーロー!!」

ウソップ「ん?」

小人「ウソランド!!食事を終えたら地底の道から花畑へ向かいましょう!! 決戦の地ドレスローザで我らリク王軍の隊長と仲間達が待っているれすっ!!!」

ウソップ「ん?」

小人「ぜひ先頭に立ち我々を指揮してくらさい!!」 「ドンキホーテファミリーを討ち滅ぼすのれす!!!」 「ウソランドがいれば百人力!!!」

「ウッソランド!!ウッソランド!!」

ウソップ「ん??」

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