722話 王族の血統
工場を飲み込み労働者達を助けるカリブー

観客「死んじまえレベッカ〜!!」「汚れた血の女だァ!!」「今日こそ処刑だー!!!」「ドレスローザの恥ィ〜!!!」
「放火ジジイの恨みだ!!孫のそいつに火ィつけろー!!」

ルフィ「孫だから何だってんだ!!関係ねェだろ!!あいつには!!じいちゃんが何したってよォ!!!」

囚人剣闘士「………ああその通りよ……」

選手「へェ……かわいい顔してBブロックのバルトロメオよりよっぽど悪役だな」「コイツの首取りゃこの国のちょっとしたヒーローになれそうだ」「違ェねェ!!」

レベッカ「………………」

キャベンディッシュ「そこまでだァ!!!」

観客「!?え!?入場口にいるのは………!!」

キャベンディッシュ「行儀の悪い客だ!!目に余る!!恥を知れェ!!!」

海賊 白馬のキャベンディッシュ

ギャッツ「美しき海賊団船長 白馬のキャベンディッシュ登場〜!!」

レベッカ「!!」

観客「キャ〜キャベンディッシュ様〜〜!!!」「なんて美し……ああ」「おいしっかりしろー!!」

ギャッツ「客席の女達が倒れてゆく〜っ!!3年前に世間を沸かせた美貌は健在だァ!!!」

観客「キャベンディッシュ様その小娘をやっつけてー!!」「レベッカをやっちまえ〜!!」

キャベンディッシュ「黙れ貴様らァ!!!どんな遺恨があるかは知らんがまだうら若くも死を覚悟してリングに立つ娘に対し!!」

観客「!!?」

レベッカ「………」

キャベンディッシュ「命も懸けぬお前達には罵声を浴びせる資格もないっ!!!そんなに娘を殺したくば!!武器を取りこのリングへ降りて来いっ!!!」

観客「……………!!!」

キャベンディッシュ「覚悟なき者の声など世の雑音でしかない 故あって出場したがぼくはこの大会が大嫌いだ!戦士の命は見せ物じゃないっ!!!」

レベッカ「………」

キャベンディッシュ「ごくろうファルル」

選手「なぜ白馬と拡声器を;」

ルフィ「何だ言うじゃねェかキャベツ!!ちょっと見直したぞ!!嫌いだけど」

観客「キャベンディッシュ様ァ〜」「なんて素敵な人〜」「もうレベッカなんてどうでもいい!!」「おめェを応援するぞー!!」「キャベンディッシュー!!」

ギャッツ「何という事だこのカリスマ性!!嵐の様なブーイングを大声援にぬりかえたァ〜!!!」

キャベンディッシュ「……!!!」

選手「オイ……!!わかるよこんなつもりじゃなかったんだろ?このシリの軽さにハラも立つだろうが客は身勝手なモンだ てめェの説教なんざ…」

キャベンディッシュ「すっごい人気ー!!嬉しいィ!!!3年ぶり」

選手「嬉しいのかよ!!!」

レベッカ「あの…さっきはかばってくれて」

キャベンディッシュ「！」

レベッカ「どうもありがとう…」

キャベンディッシュ「……ああいいさ腹が立ったのは事実だ…キミも大変だな………忘れてくれぼくらは敵同士」
「それはそうと新聞記者の1人や2人いるんじゃないか?今のが記事になったらまいっちゃうなあ 試合後はインタビューで「こんにちは大スター」「誰が大スターだよフフフ」なんてフフフフ…」

レベッカ「………;」

ギャッツ「さァ!!そうこうしてる内に出揃った!!Dブロックは1名棄権により137名!!強豪達のバトルロイヤル!!いよいよ開戦のゴング〜!!!」

キャベンディッシュ「さて…」

観客「キャベンディッシュ様〜!!」「首切り見せてくれスレイマン!!」「オオロンブス!!!やっちまえ〜!!」「くたばれレベッカ〜!!」

レベッカ「見てて 兵隊さん!!」

-ドレスローザ お花畑-
レオ「イエローカブ!!ピンクビー部隊!!グリーンビットより到着!!」

片足兵「ごくろうレオ!!」

レオ「いよいよれすね!!隊長!!伝説のヒーローもお連れしたれす」

片足兵「この戦いは!!10年前!!無念の内に退位されたリク王の名誉と我々の自由を取り戻す為の戦いである!!!」

小人達「うおおお〜〜っ!!!」

片足兵「ある日この国にやって来て全てを奪い去ったあの男の暴挙を私は忘れない!!!作戦の準備には一年を費やしている!!!七武海の海賊団であれ勝機はあるっ!!!」

小人達「おーーー!!!」

ウソップ(よし!作戦をよく聞いていつ逃げるか考えよう!!)

-ドレスローザ アカシア-
ウィッカ「ゾロランドもうすぐ左へ曲がるれすよ 左というのはあなたが刀をさしてない方で…」

ゾロ「おれァ右と左もわかんねェのか!!」

ウィッカ「はい」
「あなた達の船を襲ってるのはドンキホーテファミリー女幹部 ジョーラの一味!彼女は芸術的に相手を戦闘不能にし手強いれす!!」

ゾロ「そこまでわかってんのか!!」

ウィッカ「幹部以上の名前・顔・力は知れる限り完全に覚えているれすから!」
「特に10年前…ドレスローザの軍隊をたった3人で滅ぼした最高幹部 トレーボル(クラブ) ディアマンテ(ダイヤ) ピーカ(スペード)の3人の顔は絶対に忘れないれす…!!!」

サンジ「ん?あいつ!」

錦えもん「おお!!ゾロ殿!!ゾロ殿こっちでござる〜!!」

ゾロ「お前いくつだよ」

ウィッカ「27れす」

サンジ「声でけェよてめェ!!」

ウィッカ「誰れすあの仲良し」

ゾロ「ぐるまゆランドにチョンマゲランドだ」

サンジ「なにィ〜ナミさんを助けに行く〜!?やっぱりヤバかったのか!!道理で電伝虫に出ねェわけだ!!よしおれも行く!!」

錦えもん「待てサンジ殿 ルフィ殿に状況を知らせる為にここにいるのであろう」

ヴァイオレット(黒足っ!!)

サンジ「うお〜愛しのヴァイオレットちゃ〜ん」

ゾロ「情熱的に刺されろお前……」

ヴァイオレット「あなた達の船がウチのジョーラに奪われてグリーンビットへ向かってるわ!!」

サンジ「え!?」

-ドレスローザ近海 サニー号-
ブルック「ヨホホホ素晴らしい音楽と海のアート!!YEAH〜!!」

ジョーラ「オホホホあーたイケるクチねー!!」

ナミ「船を止めてー!!まさかグリーンビットへ行く気!!?」

ジョーラ「オホホホ!!ローは驚くだろうね!!シーザーを受け取りに来たのがあーた達じゃなくあたくしだったら!!」

チョッパー「ブルックの様子が変だ〜!!お前裏切るのかァ〜!?」

モモの助「ホネ吉!!おぬしそれでも剣士でござるか!!」

ブルック「私目覚めたのです!!私はやはりアーティスト!!作品を生み出す事こそ私の生きがい!!死んでますけど!!」

ジョーラ「やだよー庶民にわかりはしないよ!!ソウルキング この世の何より表現したい!!そんなパッションわかりゃしない 」
「ダイイングアート!!!命こそ最大の芸術!!!」

ナミ「いや〜!!」

モモの助「苦しくない…ウゥ」

チョッパー「助けてくれ〜〜」

ブルック「素晴らしい〜イジョーラさん」

ジョーラ「感無量!!ドレスローザに起きた悲劇を完璧に表現できたざます!!うるさいこのコ達ももう10分もすれば完全にアートの一部となり………息の根も止まるざます!!!」

ナミ「え〜〜!!!」

チョッパー「ブルック〜〜!!」

モモの助「ホネ吉〜〜!!」

ブルック「ホントに素晴らしい!!!ぜひ音楽をつけさせてください!!」

ジョーラ「やってくれるかい!?ソウルキング〜〜!!」

ブルック「バイオリンがよろしいジョーラさんバイオリンと弓も解放してください!!」

ジョーラ「よしきた頼むよブラザー!!」
バイオリンと弓の能力が解ける

チョッパー「ああ〜意識がうすれてきた…死にたくないよォ」

ブルック「ご覧くださいジョーラさん!このバイオリンの弓が実は仕込み杖でして……」

ジョーラ「フムフムいい音楽たのむよ」

ブルック「ハイ!もう斬れちゃいました」

ジョーラ「ん?斬れた??」

ブルック「絵描き唄…一節斬り!!!」

ジョーラ「ぎゃああああ!!!」

チョッパー「ブルック〜〜!!!」

ブルック「すみませんやっぱり私芸術わかりません 目が……節穴ですからっ!!!」

-グリーンビット ローVSドフラミンゴ・大将藤虎-

ドフラミンゴ「その昔………今から800年も昔の話だ…ロー……」
「20の国の…20人の王が世界の中心に集い……1つの巨大な組織を作り上げた それが現在の世界政府だ…」

ロー「………………ハァ」

ドフラミンゴ「創造主である王達は…それぞれの家族を引き連れ聖地マリージョアに住む事にした…アラバスタのネフェルタリ家だけはそれを拒否し…正確には19の家族だが 今もなお住み続け…世界に君臨するその…創造主の末裔達こそが…天竜人だ!!」
「つまり800年前…その19の国からは王族がいなくなったんだ わかるな?」

ロー「ハァ……ハァ……」

藤虎「………………」
ドフラミンゴに倒され藤虎両者に囲まれ横たわっているロー、シーザーの心臓も奪われた

ドフラミンゴ「各国では当然…次の王が選出され新たな王族が生まれる事になる 我が国ドレスローザで例えるなら……その新しい方の王族がリク一族」
「世界の創造主として聖地マリージョアへと旅立ったのが……ドンキホーテ一族だ!!!」

ロー「!!?」

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