723話 変更作戦
労働者達を救ったカリブーが英雄ガブルと称えられる

-ドレスローザ コリーダコロシアム前-
ゾロ(………………………………)

-回想
サンジ「おれの方が先にナミさんを心配してたし!!ナミさんだってお前よりおれに来て欲しいに決まってる!!!だからおれが行く!!」

ゾロ「わかった行けよ!!」

サンジ「キンえもんこれはお前の同志のいるオモチャの家への地図だ」

錦えもん「おお かたじけないっ!!」

サンジ「ルフィに会えたらこれでサニー号につなげ!!一度全員の状況を確認しよう おれはサニー号に戻ってる」
回想終-

ゾロ「でどうすりゃルフィに会える」

錦えもん「わからんからここで立ち尽くしておるのでござる!!どこも完全に閉めきられており…妙な行動はつつしまねば拙者先程捕まりかけた」

ゾロ「じゃこの壁ブッた斬るか!!」

錦えもん「それは妙な行動にござろう!!」

ゾロ「じゃあ…そっと斬る」

錦えもん「勢いの話ではない」

バルトロメオ「……………!!」
(うっわ〜〜!!!)
(あれ海賊狩りのゾロ先輩だべ〜!!!ウイスキーピークの100人斬り伝説に始まりエニエス・ロビーじゃ島中を滅多斬りにしたという…三刀流の剣豪!!!常にルフィ先輩の右腕として一味を支えてきた副船長の呼び声高き海賊!!!メッチャメチャカッコイイべ〜〜〜!!!あれ?涙が止まらねェ…)

-ドレスローザ王宮-
ベビー5「グラディウス……少し落ちついたら?」

グラディウス「ベビー5…あの女の裏切りが……どれだけ我々の作戦を狂わせたと思う!?」

ベビー5「………」

グラディウス「ヴァイオレットが黒足のサンジを捕え……奴の頭の中から敵の全ての作戦を引き出す おれ達はその作戦の全てを封じ一人一人消していく算段…!!それが何たるザマだ部下を仕留めて逃げ出しただと!?」

ベビー5「落ちついて!!ここで爆発するつもり!!?」

グラディウス「おれは計画と時間を守らねェ奴が!!死ぬ程嫌いなんだよ!!!」

ドンキホーテファミリー(スペードのピーカ軍) グラディウス
シルクハットが裂かれて逆立った髪が現れる

グラディウス「ましてやおれ達を…いや若を裏切る奴は…生かしちゃおかねェ」

ベビー5「………………」

グラディウス「ヴァイオレットは昨夜から様子がおかしかった…考えてもみろ…あの女の千里眼なら昨日の内に麦わらの船を見つけられた筈」

ベビー5「!?」

-ドレスローザ北東グリーンビット方面-
サンジ「いや〜ダメじゃんヴァイオレットちゃ〜んちゃんと約束の港で待っててくんなきゃえへへへ」

ヴァイオレット「港はもう海兵達でいっぱいよ」

サンジ「!?」

ヴァイオレット「あなた達も待ち合わせ場所は変えた方がいいわ」

サンジ「そうか海軍…」

ヴァイオレット「軍艦は全部で4隻…最低でも3千人以上の海兵がこの国に入ってる」

サンジ「この短時間に一人でその情報を?」

ヴァイオレット「私の千里眼は八方4000km鳥の目を借りる様に視線を飛ばす事ができるの ここにいるまま国中の出来事を見る事ができる だから私の事は心配しないで私が追っ手に捕まる事はない」

サンジ「…じゃあこの国に残るのか!?」

ヴァイオレット「いいえ心配しないで私はこれから…!!あっ」

サンジ「どうした!!?」

ヴァイオレット「大変っ!!あなた達の船に雷が落ちた!!」

サンジ「雷ィ!!?ん?…雷と言えば……」

-ドレスローザ近海 グリーンビットへ航行中-
ナミ「さてどうしようコレ」

モモの助「ホネ吉!!せっしゃもいっぱつたたいたでござる!!」

ブルック「ええ!なかなかスジがよかったですよ」

ナミ「海に捨てるのもねえ」

チョッパー「能力者だしな」

ブルック「パンツも見たくありませんし!!」

モモの助「そ…そうかすじがよいか…」

ジョーラ「…だ!!…誰が……ミス・ユニバースざます!!!」
黒こげのジョーラと能力が解けたナミ達

ナミ「とにかくこのままトラ男の所へ急ぎましょう」

チョッパー「でもシーザーを受け取るってどういう事だろう」

ブルック「そうですねドフラミンゴは七武海をやめたのですからシーザーは返してしかるべき」

ジョーラ「あ…あーた達…何も知らないのざますね…おめでたい…オボボボ…若様は…ガキ共の交渉など本気で受けやしないよ…!!!若様は七武海をやめてなどいないざます……!!!」

ナミ「!!?どういう事よそれ!!!」

モモの助「たー!!どういうことでござる!!」

ジョーラ「痛いざますこのガキャ〜!!!」

モモの助「わぁっ!!」

ジョーラ「あーた達は罠にかかったのざます!!今頃はヴァイオレットに全て暴かれあーたらの仲間全員捕まってるハズざます!!」

チョッパー「えェ!!?」

-グリーンビット ローVSドフラミンゴ・大将藤トラ-

ロー「…じゃあお前は天竜人だったのかドフラミンゴ……!!!」

ドフラミンゴ「……だったというなら正解だ 今は違う」

ロー「!?」

ドフラミンゴ「血とは何か…!?運命とは何か…!?おれ程数奇な人生を辿っている人間もそうはいまい…フッフッフッ」

ロー「……………!!」

ドフラミンゴ「酒でも飲みながらお前と出会うまでの昔話を聞かせてやってもいいが…そんな時間もねェ ドレスローザの麦わらの一味を何とかしなきゃあな あいつらをナメきって大火傷をした奴らは過去数知れずいる」
「どうした藤トラ」

藤虎「……いえ何……海の方で…雷鳴が聞こえたもんで……空色はどうですかい…」

ドフラミンゴ「雷……!?」

藤虎「あっしの目は閉じてはいても雲行きくらいはわかるつもりでいたが…へへ歳をとったかなあ…」

ロー(…!!確かナミ屋は天候を操る女…船が来たな)

シーザー「おーいジョーカー〜!!奪い返してくれたんなら!!くれよ!!早く!!心臓心臓!!」

ドフラミンゴ「………」

ロー「それがシーザーのものだと言った憶えはねェぞ…!!」

ドフラミンゴ「!!?」

シーザー「何を〜〜!!?てめェ今日一日それでおれを脅してただろう!!?現に…!!おれの胸には今心臓は入ってねェ!!!」
手にある心臓を握るドフラミンゴ

シーザー「？」

海兵「ぎゃあああ!!」「オイ!!どうしたしっかりしろォ!!」

藤虎「！何をする!!部下の悲鳴だ!!天夜叉のォ!!」

ドフラミンゴ「………………」

シーザー「えェ!!?海兵!!?じゃあおれのは!!?」

ロー「ROOM!!」
「しっかり重力かけときな藤虎 おれが逃げるぞ…シャンブルズ」

藤虎「！」

シーザー「うわ!!!」

ドフラミンゴ「!!まだそんな力を!!!ロー!!!」

シーザー「ジョーカ〜!!助けて〜!!」

藤虎「…何とも往生際の悪ィこって……」

シーザー「てめェ離せロ〜〜!!!おれの心臓どこへやったんだよ!!!」

ドフラミンゴ「手間取らせんじゃねェよ小僧!!!逃げ場などなかったろ!!?」

ナミ「トラ男は見える?」

チョッパー「うーん霧でよくわからねェ変わった森が見えるけど」

ナミ「で私達がシーザー受け取ってどうなるの?」

ブルック「ドフラミンゴに狙われますね え!?コワイ!!!」

チョッパー「うわあああ!!!」

ナミ「えー!?何!?何!?何なの!!?」

チョッパー「海に何かいるぞー!!!」

ジョーラ「とと…闘魚の群れざます〜〜っ!!!島に近づきすぎたのざます!!!」

ナミ「何それ!!?」

ジョーラ「軍艦も沈める殺人魚ざますわよォ!!!」

チョッパー「え〜〜!!?」

ロー「ハァ…ハァ…」
(追って来いドフラミンゴ!!!今船を狙われたらアウトだ!!橋まで奴を引きつけてそこからシーザーを飛ばし…橋の上でドフラミンゴと一戦やりあえば…!!船が逃げる時間を充分に稼げる…!!!)

ドフラミンゴ「何だ橋を渡る気か!?ドレスローザへ行けば完全におれのホームだぞ」

ナミ「キャーー!!」
チョッパー「わー!!」

ロー「しまった!!…あいつら!!」

ドフラミンゴ「……………あ〜〜そういう事か フッフッフッフッ!!!」

ロー「待てドフラミンゴ!!!あいつらは関係ねェんだっ!!!」

チョッパー「あれ!?」

ナミ「今度は何!!?」

チョッパー「ドフラミンゴが飛んで来る!!!」

ナミ「えええええ!!?何この悪夢私達死んじゃうの!!?」

チョッパー「いやだアァ〜〜!!!」

ジョーラ「若様〜!!!」

ドフラミンゴ「フッフッフよく見てろロー!!目の前で同盟の一味が無残に死ぬ姿!!!」

ナミ「トラ男助け…え…」

ドフラミンゴ「！」

サンジ「オイ」
「泣いて嫌がるウチの仲間に 近寄んじゃねェよ!!!!」

ドフラミンゴ「!!!」
「ほう…強そうなのが来たな」

ぶつかるサンジの悪魔風脚とドフラミンゴ

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