暗闇の中に白く光る彼の顔を
夜空の星を全部集めたような彼の瞳を
｢永遠はあるよ｣と言った
まだ１７歳の彼を
今でもはっきり思い出すのは
大人になった私達が
永遠などないと知ってる
子供じゃなくなった私達が
けれどもあの時 時間は止まって
この世には私達しかいなくて
この瞬間は何より真実(ﾘｱﾙ)で夢のようで
一瞬のようでもあり
永遠にも感じられた
まだ若い私達の心の中に
確実に永遠はあったのだと
けれども 誰しもが
やがて大人になるのです

僕等がいた７巻

:07/08/29 19:08 :F902i :☆☆☆

止められない 想いがある
あいつは君が好きで
君はあいつが好きで
それは完璧で 自分はただの邪魔者
何度もあきらめたよ
だってそれが高橋にとって
一番いいことだと思ったから
けど 泣いてる
今 泣いてる
両想い？
横恋慕？
友情？
そんなもの 全部
くそくらえ

僕等がいた７巻
竹内の心の声

:07/08/29 19:13 :F902i :☆☆☆

｢早く大人になる
早く大人になって
守られる側じゃなくて俺が守る側になる
誰にも文句言わせない
誰も切ない思いさせない
母親も 家族も 女も
これだけ 絶対
…絶対 守りぬける人間になる｣

愛しい人は
月明かりの下でわずかに唇を震わせた
ごめん 矢野
ごめんね
一瞬でもｼﾞﾀﾊﾞﾀした自分が恥ずかしい
まるで 私の心を試すような
明るい冬の空
浮かび上がったこの思いは
不遜でしょうか
『彼のために生きたい』

僕等がいた８巻

:07/08/29 19:26 :F902i :☆☆☆

>>327さん
知ってますよー
だってさ ｢黙ってる側｣の事情ってのもあるんじゃん

｢人に知られたくないから｣＝｢自分を守る｣ってのとか

｢相手に知られたくないから｣＝｢相手を守る｣とかさ
(ひつじの涙＊６巻より)

このところでいいんでしょうか

:07/08/29 20:52 :SH902iS :☆☆☆

あたしたちのお互いの気持ちは丸見えだ
後悔するかもしれない
どうすれば良かったなんて
一生わからないかもしれない
運命に流されてるのか
逆らってるのかもわからない
けれども願いがあるとしたら
私の願いは矢野の願いが叶うこと
私の願いが矢野の願いになり
矢野の願いが私の願いになる
そうやってあたしたちは
支えてゆくんでしょ

僕等がいた８巻

:07/08/29 21:01 :F902i :☆☆☆

｢ゼロじゃなくて
プラマイプラスだったよ

高橋と出逢ってから

俺は高橋と出逢うために

生きてきた｣

僕等がいた８巻
矢野が七美に言った言葉

:07/08/29 21:08 :F902i :☆☆☆

:07/08/29 21:13 :F902i :☆☆☆

彼はその時まだたったの15歳で
彼はずっとひとつの夢を
追っていたのかもしれない
15歳のあの日から
還らないあの日から
追いかける 拒絶される
また立ち上がる
17歳の彼はまだ信じています
けれども18歳で ひとりぼっちになる
いつも人生は
彼の欲しいものだけを与えなかった
彼がたったひとつ欲しかったもの

僕等がいた8巻

:07/08/29 21:16 :F902i :☆☆☆

｢もう やめよう
高橋 オレと一緒に住もう
荷物持ったまま オレのところへおいで
忘れなくていい ただ思い出として
二人で分かち合おう
抱えきれない分はオレが支えるから｣

矢野 今どこにいますか
今日は誰と会い どんな話をし
何を食べ どこへ行きましたか
矢野
今 誰を愛してますか

僕等がいた9巻

:07/08/29 21:25 :F902i :☆☆☆

｢オレたちは
あの時のオレたちにできることを
精一杯やっただけだ
嘘もない
間違いも しくじりも
失敗もない
ただ
時が 流れてしまっただけなんだよ｣

僕等がいた９巻
竹内が七美に言った言葉

:07/08/29 21:30 :F902i :☆☆☆

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