映画のレビュー

『ﾗｲﾌ･ｲｽﾞ･ﾋﾞｭｰﾃｨﾌﾙ』
９点

友人５人と観ましたが、みな号泣。
ユダヤ人迫害や大量虐殺という重いテーマなのですが、恋あり、笑いありの作品です。

前半は本当にいい話なのですが、収容所にいってからは重いです。
しかし、その重い空間での父親の息子への愛がこもった嘘は涙を誘います。

一度は観た方がいい作品です。

＞＞１７さん

有り難うございます。参考になれば幸いです。

『感染』
５点

久々のＪホラー。
可もなく不可もなくって感じです。ここ最近のＪホラーの中では面白い部類だと思います。オチもあり理解しやすい内容です。

経営危機の病院で、心(意識)に感染するウイルスが蔓延する話。
前半は社会派サスペンスみたいで面白かったのですが、後半がぐだぐだ。

役者達の演技は素晴らしい。佐野史朗は怪しすぎです。

医療ミスや医師不足などの現実問題として観ても面白いかもしれません。

『ソウ』
８点

ほぼ老朽化したバスルームでの、アダムとゴードンのやりとりの話なのですが面白いです。
製作費が安いので、製作側の工夫が各所にみられます。

限界に追い込まれた人間は怖いですね。思考能力が低下して単純なことも考えられなくなってしまいます。
自分はラストのどんでん返しより、ゴードンに足を切らせたジグソウに驚きです。

『ﾐｭｰｼﾞｯｸ･ｵﾌﾞ･ﾊｰﾄ』
６点

実話なんですねこれ。
簡単にいえば、スラムにあり問題児が多い学校で、ﾒﾘﾙ･ｽﾄﾘｰﾌﾟ扮するバイオリンの先生が生徒達にバイオリンを教えることで、心を豊かにし、みんなから好かれるというありがちな話。

ﾒﾘﾙ･ｽﾄﾘｰﾌﾟの演技がはまっていていいです。
優しいんだけどヒステリックで、バイオリンにはうるさいﾛﾍﾞﾙﾀ先生を演じきっています。

映画のような実話なので、意外性を期待してる人には微妙かもしれません。

『トレマーズ』
７点

Ｂ級映画の傑作。自分はパニック映画やモンスター映画が結構好きなのですが、その中でも上位です。

田舎町に突然現れた地底生物「グラボイズ」と町の人々との戦いのお話。ありきたりですが、モンスター物なんてそんなものです。
振動に反応するグラボイスとの攻防は手に汗握ります。

『告発』に出てたｹｳﾞｨﾝ･ﾍﾞｰｺﾝが出てるのにはビックリです。

『パンズ・ラビリンス』
８点

お姫様チックなファンタジーを期待しては絶対にいけません！ダークファンタジーです。グロいところも多々あります。
それでも、映像は綺麗ですが。

スペイン内戦下での純粋無垢な少女のお話です。現実世界に耐えられなくなった少女が出会ったパンという妖精。そのパンから出された指令をこなせば、地底の世界の王女様になれるのだが・・・。

ラストの意見は真っ二つにわかれると思います。ハッピーかバッドかです。
自分は後者ですが。

ｷﾞﾚﾙﾓ･ﾃﾞﾙ･ﾄﾛ監督はやっぱり素晴らしいです。

『ブラッドダイヤモンド』８点

アフリカのシエラレオネで８年間続いた、ダイヤモンド紛争を背景にした映画です。

これはたくさんの人に観てほしい映画です。先進国の人々がダイヤモンドの指輪などを買う背景には、過去にこんなことがあったという現実を知りました。

ドラマ性が濃い内容ですが、アクションとしても楽しめます。

『ﾌﾟﾗｲﾍﾞｰﾄ･ﾗｲｱﾝ』
６点

序盤のﾉﾙﾏﾝﾃﾞｨｰ上陸作戦のシーンは圧巻の一言。これだけでも観る価値ありです。
しかし、ドラマ性は薄く、反戦のメッセージはあるのでしょうがいまいち心に響くものがありません。
ﾉﾙﾏﾝﾃﾞｨｰ上陸作戦が撮りたかっただけだろ、と言われても仕方ないと思います。
まぁ、映画は娯楽なのでエンターテイメント性にはしるのは仕方ないでしょうね。

『ｸﾚﾖﾝしんちゃん　嵐を呼ぶﾓｰﾚﾂ！大人帝国の逆襲』８点

まさか、ｸﾚﾖﾝしんちゃんで泣かされるとは思いませんでした。

アニメだからといって、抵抗してはいけません。
ヘタな映画より全然面白いです。

今より過去を生きたい大人たち(ひろしやみさえ)と未来を生きたい子供たち(しんちゃん達)の物語。

ひろしの回想シーンや、タワーをのぼる野原一家のシーンは涙なしでは観られませんでした。
もちろん『ｸﾚﾖﾝしんちゃん』としても崩れていません。
大人は泣けて子供は笑える家族ものです。