茨城県日立市の県営アパートで母子6人が死亡した事件で、殺人容疑で逮捕された父親の自称会社員小松博文容疑者（32）が6人全員を殺害した後、現場に放火した可能性が高いことが7日、県警への取材で分かった。

　県警が動機などを調べている。

　県警は同日、小松容疑者を長女夢妃さん（11）に対する殺人容疑で送検した。

　県警によると、小松容疑者の妻恵さん（33）と夢妃さん、7歳から3歳の男児4人の遺体には、いずれも上半身を中心に切り傷や刺し傷があった。

　捜査関係者によると、小松容疑者は事件直後に日立署に出頭した際、「家族を殺して火を付けた」と話した。署員がアパートに駆け付けたところ、1階の小松容疑者宅で火災が起きていたが、母子6人に目立ったやけどの痕はなかった。

コンビニエンスストアで現金を奪って逃走したとして、兵庫県警飾磨署は７日、強盗の疑いで、住所不定、無職、村上翔吾容疑者（２５）を逮捕した。容疑を認めているという。

　逮捕容疑は９月７日午前４時５０分ごろ、兵庫県姫路市手柄の「ファミリーマート姫路手柄店」で、レジのカウンターに押し入り、アルバイトの男性（６３）に「動かないでください。おとなしくしてください」などと声をかけて包丁を突きつけ、現金４万５千円を奪ったとしている。男性にけがはなかった。

　同署によると、防犯カメラの映像などから村上容疑者を特定したという

埼玉・川口市で、9日夜、車のトランクの中から63歳の女性の遺体が見つかった。
9日午後10時前、川口市赤井の住宅を兼ねた建物の駐車場で、「車内で母親が冷たくなっている」と長女から110番通報があり、この家に住む63歳の女性が、車のトランクの中から遺体で見つかった。
警察は、事件と事故の両面で捜査している

１１年前、神奈川県川崎市のトンネルで２７歳の女性が刃物で刺され殺害された通り魔事件で、神奈川県警は１０日朝、別の通り魔事件で服役していた３７歳の男を逮捕した。

　殺人の疑いで逮捕されたのは、栃木県の黒羽刑務所に服役中の鈴木洋一容疑者。捜査関係者によると、鈴木容疑者は２００６年９月、川崎市宮前区のトンネルでアルバイトの黒沼由理さんの胸などを刃物で刺し、殺害した疑いが持たれている。

　鈴木容疑者は黒沼さんが殺害された約半年後、現場のトンネルから１．５キロほど離れた路上で女性会社員を刃物で刺し、重傷を負わせた別の通り魔事件で懲役１０年の判決を受け、服役していた。

　去年１月、神奈川県警あてに鈴木容疑者から「事件について話す」と犯行をほのめかすはがきが届いたことから、捜査員が刑務所で任意の事情聴取を行っていた。

　鈴木容疑者は「女性から虐待を受けた経験があり、女の人を刺したい衝動があった」「切り裂きジャック事件にあこがれていた」などと話したということだが、その後、事件への関与を否定するなど供述を二転三転させたという。

　しかし、黒沼さんの遺体の傷の状況と鈴木容疑者の説明が一致したことなどから、容疑が固まったとして、逮捕に踏み切った。神奈川県警は今後、鈴木容疑者の身柄を特別捜査本部のある宮前警察署に移し、本格的な取り調べを行う方針

大井町赤田の東名高速道路で今年６月、静岡市清水区の夫妻が死亡し、娘２人らが負傷した多重事故で、夫妻の車を追い越し車線に止めて事故を誘発したとして、県警が乗用車を運転していた男を自動車運転処罰法違反（過失致死傷）などの疑いで逮捕したことが１０日、捜査関係者への取材で分かった。

　捜査関係者によると、逮捕されたのは、福岡県中間市に住む職業不詳の男（２５）。

　事故は、６月５日午後９時３５分ごろ発生。下り線の追い越し車線で、前方から男の乗用車、夫妻のワゴン車の順で停車しているところに、広島市の男性（６３）のトラックが突っ込み、さらに、その後方から乗用車が追突した。

　事故当時、夫妻と男、男の車に同乗していた名古屋市の無職女性（２２）の４人が車外にいたとみられ、夫妻が死亡。同容疑者と女性が重傷を負ったほか、夫妻の長女（１５）、次女（１１）も軽傷を負った。

　捜査関係者によると、男は事故現場から約１キロ手前の中井パーキングエリア（ＰＡ）の走路に車を止めてたばこを吸っていた際、すれ違いざまに「邪魔だ」と注意され腹を立てて追走。約１キロにわたってワゴン車をあおるなどした末、進行方向を遮る形で停車させ、事故を誘発したなどした疑いが持たれている。

防犯カメラなどから特定　長野中央署が建造物損壊容疑などで
長野市の善光寺にある国宝・本堂などで「×」印の落書きが多数見つかった事件で、長野中央署は１０日、長野市在住の無職の女（４７）を建造物損壊などの疑いで逮捕した。同署が付近の防犯カメラなどから特定した。容疑を認めている。同種の落書きは、同寺の建造物を含め、長野県庁などで１００以上見つかっており、関連を調べている

傷害の疑いで逮捕されたのは福岡市東区香椎の無職・荒木美鈴容疑者(36)です。

警察によりますと荒木容疑者は１０日正午まえ、北九州市若松区乙丸で運転していた車を対向車に衝突させ、対向車に乗っていた生後９カ月の男の子と両親にろっ骨を折るなどの重軽傷を負わせた疑いです。

荒木容疑者と衝突された車の両親に面識はありませんでした。

また、荒木容疑者の車に乗っていた４歳の長女も、頭の骨を折るなど意識不明の重体となっています。

調べに対し荒木容疑者は「死のうと思い対向車線にはみ出した」と話していて、警察は無理心中を図ったとみて当時の状況をさらに詳しく調べる方針です。

　伊東市の天城高原別荘地で７日昼ごろから行方不明になっていた東京都足立区の美容師福見悠さん（３３）の長男怜輝（れんき）ちゃん（４）が９日午前９時前、４５時間ぶりに付近の雑木林で見つかった。頭頂部を陥没骨折する大けがを負っていたが、意識はあり、命に別条はない。
　発見場所は行方不明になった保養所近くの現場から北東約６００〜７００メートルの雑木林。体育座りでうずくまっているところを捜索中の県警機動隊が見つけた。
　発見した塩谷光康小隊長（３９）によると、怜輝ちゃんははだしで顔は泥で汚れていた。服が湿っており、体は小刻みに震えていた。「怜輝くんか」と尋ねるとうなずいたという。
　発見の連絡を受けた怜輝ちゃんの両親は、すぐに現場へ駆けつけた。現場近くで待機していた母親の瞳（あきら）さん（２８）は両手で顔を覆いながら大きな声で泣き「良かった、良かった」と何度も繰り返した。朝から別の場所で捜索していた父親の悠さんは、怜輝ちゃんが救急車で搬送される前に一度抱きしめたといい、「生きていてくれてありがとうと言いたい」と話した。
　怜輝ちゃんは市内の病院の検査で頭頂部の骨折が分かり、県内の別の病院にドクターヘリで運ばれて現在も治療を受けている。
　伊東署によると、怜輝ちゃんは７日未明から、家族や母親の友人ら１８人で、友人の会社の保養所に遊びに来ており、同日正午ごろ、幼児５人で遊んでいるうちに行方不明になった。３日間の捜索には消防、警察延べ約４００人が投入された

神奈川県大井町の東名高速道路下り線で６月、追い越し車線に停止したワゴン車が大型トラックに追突されて夫婦が死亡した事故で、ワゴン車の進路を妨害し事故を誘発したとして自動車運転処罰法違反（過失致死傷）などの容疑で同県警に逮捕された建設作業員、石橋和歩容疑者（２５）＝福岡県中間市＝が、事故の前月にも山口県下関市内で３件の進路妨害を繰り返していたことが、捜査関係者への取材で分かった。

　捜査関係者によると、石橋容疑者は同市内の一般道で５月８日夜、時速約１０キロで走行し、後続車に追い越されると、クラクションを鳴らすなどして接近。交差点で停止した相手の車の前に自分の車を止め、窓ガラスをたたいた。
　翌９日未明には、石橋容疑者の車に進路を塞がれて停止した別の後続車に近づき、運転席のドアを３回蹴った。その約５時間後にも低速で走行し、追い越そうとした車に自車を接触させ、相手の車の乗員にけがをさせた。山口県警は５月９日の２件について、石橋容疑者を器物損壊と自動車運転処罰法違反（過失致傷）の容疑で書類送検していた。

車を運転中に交通トラブルになった東京都豊島区の男性（62）の車を約５キロ追い掛けた後に鉄パイプで壊したとして、埼玉県警新座署は16日、東京都立川市富士見町１、自称建設作業員、宮城将宏容疑者（31）を器物損壊の疑いで現行犯逮捕した。
　逮捕容疑は16日午前５時10分ごろ、同県新座市野火止８のマンション駐車場で、男性の軽乗用車を鉄パイプでたたき、右側ドアミラーを割った疑い。新座署によると「割り込まれて頭に来た」と供述している。
　宮城容疑者は男性の車に追い越されたことに腹を立て、直線距離で約５キロにわたって追跡。あおったり前に割り込んだりしていた。男性は路地に逃げようとして、誤ってマンションの駐車場に入ったという。男性が110番した。