福島原発4号機、実証試験を追加 燃料取り出し延期へ
東京電力が福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールからの燃料取り出しを前に、
実際の燃料輸送容器を使って作業の安全性を確認する実証試験を追加し、
4号機内で近く実施することが4日、関係者への取材で分かった。
実証試験には準備を含めて数日かかる見込みで、早ければ8日にも始まる予定だった燃料取り出しは1〜2週間延期となる見通し。
燃料取り出しに向け、
クレーンを備えた4号機の建屋カバーは既に完成しているが、
実証試験は行われていなかった。
www.47news.jp/..img.47news.jp/.. 東京電力は21日、福島第1原発4号機の使用済み核燃料プールの未使用燃料22体を収納した燃料輸送容器(キャスク)を、
原子炉建屋から別棟の共用プールへ移送した。
4号機プールで18日に始まった初回分の燃料取り出し作業では、19日までに未使用燃料22体を水中で容器に収納。20日には
プールから容器を引き上げ、原子炉建屋5階でふたの密閉や除染など移送に向けた準備を進めていた。
東電は燃料を共用プールに移し終えた段階で今回の作業内容を検証するため、いったん取り出しを中断。問題がなかったと
確認できれば2回目の取り出し作業に入る。
4号機プールに残る燃料は未使用180体と使用済み1331体の計1511体で、来年末までに全ての燃料の取り出しを終える予定。
ソース(日本経済新聞) http://www.nikkei.com/article/DGXNASDG2101P_R21C13A1CR0000/
写真=東京電力福島第1原発4号機から共用プール建屋に移送される燃料輸送容器
www.nikkei.com/..