【カンヌ時事】「ギリシャ人はみんな税金逃れをしようとしている」―。国際通貨基金(IMF)のラガルド専務理事のこんな発言が、緊縮財政にあえぐ同国国民の怒りを買っている。現地紙などは27日、相次いで「侮辱だ」と反発。インターネット上の専務理事のサイトには批判が殺到し、「炎上」する事態になっている。
専務理事は25日付の英紙ガーディアンのインタビュー記事で、西アフリカのニジェールの子供が学校で苦労しながら勉強している事例を紹介。「ギリシャ人よりも(子供たちの方が)支援を必要としている」「ギリシャ人は税金を払い自助努力すべきだ」などと、持論を展開した。
これにギリシャ市民が猛反発。
専務理事は26日にネット上の会員交流サイト「フェイスブック」で「ギリシャ市民が直面する困難に同情している」と釈明したものの、AFP通信によると、わずか1日程度で1万を超えるクレームが集中する異常事態に陥った。
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