鳥取大学(Tottori University)工学部応用数理工学科の研究チームが構築した、
映画のヒット現象を予測する数理モデルが15日、英物理学会誌
「ニュー・ジャーナル・オブ・フィジックス(New Journal of Physics)」に
掲載された。映画制作会社から引っ張りだこの必勝方程式となりそうだ。
石井晃(Akira Ishii)教授らの研究チームは、映画公開前に投じられた宣伝費用や
宣伝期間、ソーシャルメディア上で話題となった頻度を測定する複数の数理モデルを
使い、米映画『ダ・ヴィンチ・コード(The Da Vinci Code)』
『アバター(Avatar)』『スパイダーマン3(Spider-Man 3)』のヒット予測を
行った。
この事前予測と興行結果が一致したことから、研究チームではこの数理モデルによって、
ほぼ正確に映画のヒット度を予測できると結論付けた。
このモデルは、ダウンロード販売される楽曲やスナック菓子、清涼飲料といった
商品市場のほか、各種イベントの事業計画などにも応用できるのではないかという。
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