毎日新聞 2012年06月15日 地方版
mainichi.jp/.. 県内の3児童相談所が児童虐待と判断し、対応した11年度の相談件数は
410件で、2年連続で400件を超えたことが県のまとめで分かった。最多
だった前年度(451件)から減少したが、過去2番目に高い件数。県は
「増加傾向が続いているが、通報窓口が周知され、今まで見過ごされていた
事案が見つかっていることも一因」と分析している。 県こども家庭課のまとめ
によると、相談内容の内訳は▽ネグレクト(育児放棄)188件▽たばこの火を
押しつけるなどの身体的虐待128件▽脅しなどの心理的虐待82件▽性的虐待
12件。虐待を受けた年齢は、小学生が156件と最多で、3歳以上?未就学99件、
0?3歳未満85件と続き、小学生以下の児童が被害に遭うケースが大半だった。
虐待者は、実母288件(70%)、実父80件(19%)で9割近くを占めた。祖父母や
おじ、おばなども20件あった。