【ソウル時事】韓国国防省関係者によると、北朝鮮軍は18日午前5時55分ごろ、平壌北方の平安南道・粛川一帯から日本海に向け、弾道ミサイル1発を発射した。
　射程約800キロと推定され、韓国軍は中距離弾道ミサイル「ノドン」とみている。

北朝鮮が23日、朴槿恵(パククネ)大統領と大統領府を「焦土化する激動状態にある」と威嚇した。 北朝鮮の対南機構、祖国平和統一委員会(祖平統)はこの日午前、「重大報道」で「大口径ロケット砲が朴槿恵が隠れている大統領府をあっという間に焦土化する激動状態にある」として「今をもって革命武力は朴槿恵逆賊一味を除去するための正義の報復戦を指向するだろう」と明らかにした。 「祖平統重大報道」は今回初めて登場する形式だ。 北朝鮮が反発したのは、21日に行われた空軍による大規模攻撃編隊軍訓練だ。 空軍はこの訓練にF15K、F16、軽攻撃機FA50からなる戦闘機16機と、攻撃編隊軍訓練としては初のC130H輸送機2機を投じた。 空軍は報道資料を出して「敵の核心軍事施設打撃シナリオを仮定して敵の作戦を混乱させ、戦争遂行意志を弱化させる実戦的な空中作戦」を行ったと明らかにした。

朝鮮は、韓国の大統領府への攻撃を想定した大規模な軍事演習の模様を公開しました。

　北朝鮮の労働新聞は、朝鮮人民軍が、ソウルの大統領府や政府機関の破壊を想定した史上最大規模の火力演習を行ったと報じました。

　演習には百数十の長距離砲が参加。視察した金正恩（キム・ジョンウン）第一書記は、「攻撃命令が下れば、ソウルの統治機関を無慈悲に破壊し、祖国統一の歴史的偉業を成し遂げなければならない」と述べ、「胸がすかっとする。攻撃が正確だ」と満足していたと伝えています。

　一方、韓国では２５日朝、北朝鮮による過去の挑発を忘れない「西海 守護の日」の式典が開かれました。

　「北の無謀な挑発は、北朝鮮政権が自滅する道になるでしょう」（韓国 朴槿恵大統領）

　朴槿恵（パク・クネ）大統領は、北朝鮮の威嚇に対し、軍と全ての行政機関に警戒態勢の強化を指示しています

北朝鮮の金正恩第１書記が軍の長距離砲兵隊の射撃演習を視察した。「ソウルを火の海にするための演習だ」と威嚇している。

　２５日付の北朝鮮の労働新聞は、「金第１書記が韓国の大統領府などを掃討するため軍の長距離砲兵隊の射撃演習を視察した」と報じた。

　また朝鮮中央放送は２５日朝、「ソウルを火の海にするための長距離砲兵隊の攻撃演習を行った」と伝えた。

　アメリカ軍や韓国軍の北朝鮮の軍事施設への攻撃を想定した訓練に北朝鮮は反発していて、２３日には「朴槿恵大統領を除去するための報復戦に向かう」と威嚇していた。

　韓国の統一省は、北朝鮮が演習を公開し挑発をさらに強めたことについて、「北朝鮮に対する国際社会の制裁が効果を発揮していないと思わせる狙いがある」と分析している。

「謝罪なければ軍事行動」＝北朝鮮軍、韓国に「最後通告状」
時事通信 3月26日(土)21時18分配信

北朝鮮軍前線大連合部隊の長距離砲兵隊は26日、韓国の朴槿恵政権に対する「最後通告状」を発表し、
北朝鮮首脳部への攻撃を想定した演習について公式謝罪や責任者の処罰を要求した。
その上で、応じなければ「軍事行動に移る」と威嚇した。朝鮮中央通信が伝えた。

北の短距離飛翔体、中朝国境地帯に落下
韓国合同参謀本部によると、北朝鮮は29日午後5時40分ごろ、江原道（カンウォンド）元山（ウォンサン）付近から、北東の内陸地域に向けて、短距離飛翔体1発を発射した。
　飛翔体は約200キロ飛行し、中朝国境地帯で北朝鮮側の両江道（リャンガンド）金亨稷郡に落ちた。飛翔体が、日本海側でなく中国側、内陸部に向けられたことから、中朝関係に何らかの影響を及ぼす可能性もある。
　韓国の聯合ニュースは、飛翔体が内陸地域に向けられた理由として、北朝鮮が飛翔体の命中精度を把握するために内陸に設置した標的に向けて発射したからとみている

この藤本とは何者？

北朝鮮が１日午後０時４５分ごろ、地対空ミサイル１発を発射した。

　韓国軍によると、１日午後０時４５分ごろ、北朝鮮が北朝鮮東部の咸鏡南道・宣徳から地対空ミサイル１発を発射したという。日本海に向けて発射したということで、韓国国防省はミサイルの種類などの分析を進めている。

　北朝鮮は先月１０日にはスカッドとみられる短距離弾道ミサイルを発射、先月１８日には「ノドン」とみられる中距離弾道ミサイルを発射している。

【ソウル聯合ニュース】北朝鮮・豊渓里の核実験場で活発な動きが見られることから、韓国政府と軍当局は北朝鮮が近く核実験を強行する可能性が高いとみて監視を強化しているもようだ。
　複数の韓国政府消息筋は17日、「最近、豊渓里の核施設で車両や人員、装備の活動が2〜3倍に増えた」としながら、動向を注視していると伝えた。
　核施設の北側にある坑道付近を出入りする車両は、核実験の準備作業に当たっている技術者たちを乗せているとみられる。
　ある消息筋は今月に入り車両と人員の出入りが急増しているとした上で、「核実験に向けた作業が大詰めを迎えているようだ」と話した。
　韓国政府と軍は北朝鮮がある程度小型化された「核弾頭」を地下で爆発させる可能性が高いと分析し、核弾頭とみられる物体が坑道に搬入されるかどうか注意している。
　別の消息筋は「北が今回5回目の核実験を行う場合、大陸間弾道ミサイル（ICBM）に搭載する小型化された核弾頭の爆発実験に成功したと発表する可能性が高い」と伝えた。
　また、小型化された核弾頭を坑道に入れる際には、偵察衛星に捉えられないよう夜間に搬入するのではないかと説明した。
　北朝鮮は先月9日、核弾頭の模型とみられる球状で銀色の物体の写真を公開した。

北朝鮮北東部の核実験施設で、坑道を掘削する作業が始まった兆候があることが、アメリカの研究機関の分析でわかった。
アメリカの研究機関は20日、4月19日に北朝鮮北東部の豊渓里(プンゲリ)にある核実験施設をとらえた、新たな写真を公開した。
写真では、これまでの核実験で使用された北側の坑道付近で、小型の車両が確認できるほか、別の施設の近くには、トラックのような車両もある。
一方、西側の坑道付近には、採掘用のカートがあり、トンネルの掘削作業を再開した可能性があるとしている。
研究機関は、掘削作業が核実験の準備と並行して行われている可能性があると指摘し、核実験が差し迫っていると断定はできないものの、短期間で実験に踏み切る「可能性は排除できない」との見方を示している