横浜市瀬谷区の集合住宅で４階に住む大学１年、白木志穂莉（しおり）さん（１９）が殺害された事件で、瀬谷署は２１日、現場で一緒に倒れていた交際相手で横浜市旭区に住む大学１年の少年（１９）を殺人容疑で逮捕した。「無理心中しようとして果物ナイフで数回刺した。自分の胸も刺した」と容疑を認めているという。
逮捕容疑は２０日午後１１時４５分ごろ、瀬谷区阿久和東４の集合住宅内で、白木さんの胸などを果物ナイフで刺し殺害したとしている。
同署によると、白木さんの叫び声を聞いた母親（４３）が、２階の階段踊り場で少年が上になる形で折り重なるように倒れているのを発見した。帰宅したところを襲われたとみられ、左胸や腹などを刺され、顔を切られていた。現場から３階の踊り場にかけて血痕があった。少年は腹や胸に刺し傷があり病院に運ばれたが軽傷。
捜査関係者によると、２人は別の大学に通う高校の同級生で交際中だった。白木さんは最近、知人に「別れたい」と話していたという。同署は交際を巡るトラブルが背景にあるとみて捜査している。