福山雅治 part3
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#548 [None Name]
>>547【続き】

 企画の打診は1年ほど前、「そのライブ会場で音を聴いているような音響で、ライブフィルムを作りませんか?」と提案された。当初は「オーディエンスにとって、ライブでの熱狂と興奮は本物のライブにしかない。わざわざ映画にする意味があるのか? そこに理由が見えなかった」が、「どうアウトプットするかは後から決めればいい」といったスタッフの後押しもあり、プロジェクトが始動した。  冒頭、少年期の自分が登場するストーリーを盛り込んだが、これが成功の鍵になった。「少年時代の福山雅治が、2023年に54歳の福山雅治のライブを見たら、どういうふうに見えるのか―。映画は最初の5分が重要と言うけど(このシーンを)ワンカメ、ワンカットで押せた。ナレーションと合わさったオープニングシーンが作れた時、これは物語になったなと」。TBS系日曜劇場「ラストマン―全盲の捜査官―」で、自身がふんした皆実の少年時代を演じた柊木陽太(ひなた、12)を福山少年役に起用している。

 監督と名乗るのは覚悟の表れ。「『監督』と付くと重たいけど、(僕なりの作品の)背負い方ですかね」。俳優として映画館で作品を見る意味を十分に理解する。「映画館で見てもらうのは時間と労力を使う。それにふさわしい作品じゃないと、映画館でかけることはできない。価値のある、見合ったものにしたかった」

⏰:23/11/27 17:12 📱:iPhone 🆔:☆☆☆


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