私立織愛学園★68

[四階廊下]

カズ～？ねぇ､カズってば？おーい上総きゅ………っ～～！……

あれ？もしや上総きゅん寝てました？もうっ､寝起きの顔も可愛いんだから！つーことでお金貸し……………

(金欠の危機に幼なじみにお金を借りようと相手の部屋の扉を周りにお構い無しにドンドンとしつこく音を立てノックしていればいきなり勢いよく扉が開き思いきり額をぶつけ､赤くなったそこを右手で擦りながら寝起きなのか不機嫌MAXで顔を出した相手に媚を売り左手を差し出すが無言でゆっくりと扉を閉められ)

【あげ】

【談話室】

≫荒井先生

…その通りだ、溜め息で幸せ左右されたら困りますしね。
でも案外真面目に返って来たからびっくりした。

(相手の発言には眉を下げて笑いつつ頷いて同意すると正直に思った事を伝えて、財布から金を取り出して珈琲を買えば近くの椅子に腰掛けて浅く息を吐き)

…一人で何してたんですか？

〈談話室〉
榊

あー…
別に何も？
(首をかしげ、特に意味や理由などあるわけではなかったため素直な答えを返し頭を掻いて)

………お前は彼女とデート帰りか？

【談話室】

≫荒井先生

…何か意味も無く来ちゃいますよね、ここ。自販機あるし。

(自分も意味を持って談話室に来る事など無いに等しい為かわざわざ問い掛けた事に苦笑を漏らし、次の言葉には先ほどまでの事を振り返りながら答え)

いや、デートと言うか…偶然会ったからちょっと喋って帰って来ただけ、かな。

〈談話室〉
榊

そうか…
でも、青春だな…帰りにばったりなんて……。
(目を細めて鼻で笑うも首をさすり、何かを思い出すように天井を見上げ)

俺ももっかい学生してーわ

【談話室】

≫荒井先生

青春ねェ……舞台とかの所為で出来ないと思ってたけど、そうなのかな。
まあ、鉢会うのは結構あると思いますが。

(飲み物の蓋を開いて一口飲めば相手の発言を繰り返し呟き、相手の様子を見れば勝手な印象を抱いているらしく軽く笑い声を上げつつ)

ははっ、先生の場合はやんちゃばっかりだったんでしょ。

〈談話室〉
榊

俺は男臭い青春だった
もーちっとまともな青春が良かったんだけどなー
(羨ましいことで、と目を細めて返し思い出すように青春時代を語るが)

そういや…お前、ファンとかいんだろ？瀬戸のこと気に掛けててやれよ
アイツ馬鹿だから誰かに相談もしねーだろ

【談話室】

≫荒井先生

俺はそう言う青春も良いと思うけどなァ…好き勝手みたいな？何か羨ましい。

…青春にまともとかあんのかな。
(男臭いと聞けば可笑しそうにしつつ率直な意見を告げれば軽く思案しつつポツリと呟き、次の言葉には夕方の事を思い返しながら幾分難しそうな面持ちで)

気にするなって言われてようが俺はそのつもり、まあ未だ日が浅いから徐々に信用して貰えたら良いなーなんて。

〈談話室〉
榊

もっと華やかな青春は
男の理想だろ…、男の血なまぐさい青春とか馬鹿さが浮き彫りだ
(目を細めて在りし日の自分を思い出しつつ、残念すぎるなと空笑いをして)

信用はされてんだろ…？
でねーと素直にゃなんねーもんだろ女は……、心配して欲しいけどっつー複雑な心理状態なんだろ。
(よくあるんだと、と適当半分受け売り半分な言葉をつらつらと並べ"他人だし知ったこっちゃねーが"と付け足して)

【談話室】

≫荒井先生

血なまぐさいって……バカなのかなァ、やっぱり人それぞれ生き方は違うし先生のような青春過ごしたかったって奴も居ますよ。

(へりくだるような言い方をする相手の言葉を聞き依然として考えるような表情を浮かべれば勝手な持論を伝え、女について語る台詞を聞くと浅く溜め息を吐いた後に深く背凭れにもたれ)

…まあ信用してくれてたら良いな、未だ俺も彼奴の事知って行く途中だからさ。
……女って難しいですよね、繊細だし。